自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

スロージェットを変更

 前回、PSを少し締めて具合が良くなったのですが、それでも相変わらず少し燃調が濃いように感じます。支障を感じるという程ではないのですが、ややエンジンの吹け上がりが重いような感じです。

 FCRのマニュアルにあるようにPSが影響する範囲はスロットルの全閉域から極僅か。これよりもう少し開いたところになると少し濃くなるようです。

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 少しエアースクリューを開けてみるか?とも考えましたが、影響の範囲が少し狭いので、スロージェットをーつ小さいのにした方が良いかもしれない。(しかも今付けている#50の下の#48は過去のセッティング作業で入手済み。)

 

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 スロージェットの交換はキャブレターをバイクから下ろさねばならずスロットルワイヤーの付外しがちょっと面倒です。(フロート室も開けるよりもこっちの方が面倒に感じます。)

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これがスロージェットです。”48” の刻印があります。

 

 スロージェットを小さくしたことで全閉付近の燃料はかなり絞られるので、それを補うためにPSは0.5回転戻して1-2/6回転戻しにしてみました。(それまでは5/6回転戻し)

 

 

 スロットルワイヤーの取り付けに手こずりながらキャブレターを取り付けて、さぁ試乗です。

 エンジンが冷えているときは、アイドリングは安定しませんでしたが、温まってくると安定してきました。

 そして走ってみると悪くない。いや...かなり良い。殆どアクセルを閉じた状態でクラッチミートしても分厚いトルクでグイッと走りだすし、スロットル1/8~上の繋がりも良し。アクセルを開けていくと滑らかに気持ち良く吹け上かっていきます。これは走るのが楽しい。

 

 考えてみると...今まではエンジンが冷えている状態でもすぐにアイドリングが安定していたのですが、それはスロー領域の燃料が濃かったのでしょう。

 

 暫く走ってみてアイドリング付近ではエンジンが無駄に元気よく回っているように感じたので、PSを1/6回転戻して1-1/6回転戻しにしました。

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 しかし点火が強力になると(点火マップも変わっていますが)キャブレターの燃調って濃くなるものなのでしょうか?FCRキャブレター特有の事象なのかな?

 ウオタニを付けてからニードルは#OCFMP ⇒ #OCEMP ⇒ #OCEMQ、スロージェットは#50 ⇒ #48と燃料を薄くする方向にセッティングを変えてかなり良いところまで煮詰まってきたように思います。

 今年のバイクシーズンはそろそろお終いですが、ひと段落ついて良かったです。