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GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

参加する事に意義がある!?~「第1回 一の瀬パラレルスラローム大会」

 4月3日、「第1回 一の瀬パラレルスラローム大会2022」なるスキー大会に参加してきました。

 "第1回"とあるように初めて開催されるもので、志賀高原の一の瀬地区の旅館組合が主催するらしいです。コロナ禍後の志賀高原をどう盛り上げていくか?という事でこのようなイベントを考えたのかもしれません。

 

 競技は二つ並んだスラロームコースを競争して滑り、先着した方が勝ち上がる方式のレースです。

 

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 と言っても ”ガチ” なものではなく、お祭り/イベント系のゆるいレース。"服装は自由"ってくらいですから。コースも一の瀬ファミリースキー場の緩斜面に設けられるらしい。

 それにMCにマッスル力也*1さんが来られるし、なかなか楽しそう。前日の土曜日にはコースポールの練習も出来る。大会参加者用のお得な宿泊プランも用意されている。

 私はスキーのレースなんて一切経験がありませんでしたが、これは楽しそうだ、とエントリーしました。

 

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 ところが当日来て見ると。レーシングスーツを着た ”ガチ” な人が沢山いるではないか。話しが違う。でもこうなったら精一杯滑るだけ、と開き直る。

 幸いというか、私のスタート順は結構早目の方。あれこれ考える間も無くスタートできるのでかえって良いかも。

 

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 しかしハプニング発生。スタートの合図はMCがマイクを通じて行うのですが、丁度私の組がスタート台に上がり位置に着いたそのとき、「ゲレンデ内のお客様にご案内申し上げます。只今、寺小屋スキー場がオープンしました。皆さまのお越しを....」という場内放送が大音量で流れ出しました。よりによってこんなときに。しかもスピーカーが近かったのでうるさいのなんの。


 おかげでスタートの合図がかき消され、スタートゲートが開いたのに私も隣の選手も突っ立ったまま。一瞬してから慌ててスタートするという締まりのない初レースになりました。

 

 大会スケジュール表には 

“初めての試みの大会となるので、大変不慣れで至らない点も多いかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします ”

と書かれていましたが、早速次回への課題が露呈されました。

 

 それでも競うはタイムではなく隣の選手。諦めることは無い。幸い何とか上手く滑り切る事が出来て初戦を突破する事が出来ました。これは嬉しかった。

 

 多少の手応えを感じて臨んだ二回戦は途中でバランスを崩して失速し敗退。やはり色気を出すと上手く行かないものです。

 でも、スタート台に立った高揚感、ポールコースを滑る爽快さ、緊張からの解放感。普段は感じない色々な刺激が心地よかったです。

 

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 これで私の大会はお終い。そしたら途端にお腹が空いてきて、一緒に参加していた仲間や応援に来てくれた仲間と早目の昼食へ。レースの事をあれこれ語りながら食べる食事はとても美味しく楽しいものでした。

 

 終わってみると本当に楽しかった。大会という緊張感の中で滑るというのは格別なものでした。ささやかながら参加賞の品をもらえたし、着用したゼッケンも貰えました。これは良い記念になります。(暫くは部屋に飾っておきます。)

 思い切って参加して本当に良かった。

 

 

 そんな風に満足していたら思わぬサプライズが。

 全競技が終わって表彰式が行われているとき。それを横目にリフトに乗っていたら、「ゼッケン〇〇番、△△選手。いらっしゃいましたら....」という私の名前を呼ぶアナウンスが。

 何事かと大急ぎで滑って下りたら、「マッスル力也賞」に選ばれたとの事。要は特別賞なのですが、受賞理由はエントリーシートの一言コメント欄の記入内容が良かったからとの事。実はこういったコメント記入が求められるかもとある程度考えてはいたのですが、こういう結果につながるとは。(コメント内容は内緒です)

 表彰台に上がらされ、賞状と表彰盾やその他景品(賞品)が詰め合わさった紙袋を頂き記念撮影。何であれ表彰台の上というのは気持ちが良い。

 その後にはこれまたタイミング良くマッスルさんが近くを通りがかったので一緒に写真を撮ってもらえたりと嬉しい事が沢山あった大会でした。

 

 来年もまた出るぞ!!

 

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*1:マッスル力也さんは各種スポーツイベントでMCをやられている方です。時には少し毒舌の入った面白いトークが特徴。全日本スキー技術選手権大会のMCもやられていたので、名前は知らなくても声は聴き憶えがあるというスキーヤーは多いと思います。