リアタイヤの交換に続いてフロントフォークのオーバーホールをやりました。
本当は去年やろうかと考えていましたが、ついついサボっていました。
整備記録によると前回OHから2万1千キロが経過していました。何となくフォークの動きが渋く感じるようになってきていたし、ここらでやっておいた方が良いでしょう。
オーバーホールといってもフォークを分解して摩耗部品とオイルを交換するだけで、そう難しくはありません。交換部品は購入済み。治具も以前の作業のときに作成済み。準備は既に整っております。
今回の交換した部品はこの3点。
③メタルスライド 51167-40C00
⑤シールオイル 51153-46E20
⑰ピストン 51121-40C00
です。
私のカタナのフロントフォークは1989年式のGSX-R1100(GV73A)の物に変更しています。なので上記のパーツナンバーはカタナの純正品ではなくGSX-R1100のものです。
④のワッシャーは摩耗するようなものでは無いので初回のOH以降は交換していません。⑥のリングストッパや⑦のシールダストは錆や劣化など状態が悪く無ければこれも再使用します。
フォークオイルは今回もカワサキの「KHL-15-10」を使います。正立式フォーク用のオイルでは多分一番やわらかいし(なるべくフォークの動きを良くしたい)、何といっても安いのが嬉しいです。
そんなわけで作業開始。
いつものようにバイクをジャッキアップしたら、フェンダーを固定しているビスの一つが無くなっているのに気づきました...いつの間に。不覚です。
フォークを外す前に突き出し量を計っておきます。18mmでした。
フォーク内部のシリンダーをとめてあるボルトはフォークが車体に取り付けてある状態で一度緩めておくと作業が楽です。(緩めたボルトをそのままにしておくとオイルが漏れてくるので軽く締め直しておきます。)
ビスの紛失以外は特に問題は無く、順調に作業は進みました。(作業内容は過去と変わりないので詳細は省略します。)
オイルはやはり真っ黒に汚れています。
ピストンとメタルスライドの状態はこんな感じでした。(右側が新品です)
各部品の汚れをきれいに落としてから組み立てていきます。晴天の下、焦らずゆっくりと。途中で昼食を食べながらのんびりと。こういう休日の過ごし方も良いものです。
オイルは片側418ccにしました。
オーバーホールの終わったフォークを車体に戻していきます。
割と順調に進んだ作業でしたが、なんだかんだで一日仕事になりました。
でも気になる整備を済ませたので気分はスッキリしました。