自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

めがね橋と横川駅の釜飯ツーリング(後半)

 横川駅を過ぎて碓氷峠の旧道に入り少し走ると「めがね橋」が見えました。

 

 森林の中にそびえるレンガ造りの巨大なアーチ構造の橋という図が素晴らしい。

 

 しかも橋の上や橋の両脇のトンネルも歩くことができました。ツーリングの途中でちょっと見物の積りだったのだけれど、かなり時間をかけて楽しむことになりました。(この「めがね橋」については別途記事に上げます。)

 

 正直言って「めがね橋」を是非とも見たい、という事は無くてツーリングに行くための理由付けといったところが大きかったです。でもこれは来た甲斐がありました。

 

 橋の散策を終えたらお腹も空いてきたので釜飯を食べに行きました。横川駅そばの「おぎのや」のドライブインで食べようかと思っていたけれど、「横川駅」の案内表示が見えたのでそっちに行ってみました。

 

 横川駅はなかなか良い趣きがありました。最近は商業施の一部みたいな駅が多いですが私はこういう駅が好きです。ホームに入ってみたかったけれど改札はSuicaのみ。無人駅で切符の販売機も無し。あるのはSuicaのチャージ機のみでした。

 

 駅横の蕎麦屋さんは自家製の蕎麦とのことで美味しそうだったけれど、旨い蕎麦は他でも食べられると自分に言い聞かせてここは釜飯。駅の目の前にある「おぎのや」の本店に入りました。

建物の割に店内は小さかったです。多分調理場が大半を占めているのでしょう。

 

 メニューは釜飯単品(1200円)と釜飯定食(1500円)の二つだけで、定食を注文。定食には味噌汁と漬物とデザート(団子)が付くのでお得感があります。

 

 

 久しぶりに食べた釜飯ですが、美味しかったです。甘辛く味付けした鶏肉、筍や椎茸、ごぼう、それに甘い杏子という組み合わせが良いです。しょっちゅう食べたくなる中毒性のあるようなもの(例えばラーメンとか)ではないけれど、このようにツーリングやドライブのときに立ち寄って食べるには凄く良いです。

 

 釜飯に満足して駐輪場に止めたカタナのところに戻り、出発の準備をしていると小さな子供を抱っこした若いお父さんが「このバイクは古いバイクなのですか?昔のバイクって特徴があってカッコいいですね」と声をかけてきた。バイクには詳しくは無さそうだけど、カタナとかヨシムラは聞き覚えがある模様。このバイクは1994年製で、最初のモデルは1981年に登場したのですというと感心していた。知らない場所へ出かけた先でのこういう会話が楽しい。

 

 この後はまた碓氷峠の旧道を上って軽井沢まで行ってみることにする。旧道というだけあって道は狭いしブラインドコーナーだらけ。確か184ものコーナーがあるはず。

 コーナー毎に番号の標識が設置されています。まだ50かぁ、まだ先は長いなぁ。でも碓氷峠はコーナーばかりで直線がほとんどない。だから標識のコーナーの数はどんどん上がっていく。それに直線の加減速が無いので疲労も少ない。(そういう意味では大垂水峠よりも楽かもしれません)でもさすがに最後はうんざりしてきました。

 

 峠のあとはまったり走って軽井沢へ。

 もの凄く華やかという訳ではないけれど、きれいに手入れが行き届き、上品な建物や店が並ぶハイソ感漂う落ち着いた街並み。駅の向こう側にはスキー場も見える。混雑というほどでは無いけれどそこそこ観光客の姿が多くて人気のある街なのだなと思う。でも個人的にはあまり興味は湧かなかったしバイクで来たからなのか何となく居心地の悪さも感じる。

 なのでさっさと帰ることにしました。道路交通情報の表示では早くも関越道の上り車線は渋滞が始まっているらしい。

 帰りは碓氷バイパスを下る。こちらもコーナーは多いけど旧道よりははるかに走りやすい。渋滞にも見舞われずに順調に進む。

 

 高崎市街の手前で給油。かなり蒸し暑くて汗をかいたせいなのか、左足が軽くヒクヒクしていたのでついでに人間も水分補給。210kmほど走行して11Lちょっと入り燃費は18キロ/Lちょっと。碓氷峠も上った割には好燃費だと思う。

 

 藤岡ICから関越道に入る。渋滞が心配だったけれどクルマは流れている。もしかして渋滞は解消したか?

 しかし嵐山PAの辺りでついに渋滞に捕まってしまう。クルマは時々停止してしまうほどの酷さ。所沢ICまで110分との表示。しかしこの時間にここまで酷い渋滞というのはちょっと妙だなぁ。

 と思っていたらこの酷い渋滞の原因はやはり事故。トラックにミニバンが追突して右側の一車線を塞いでいました。軽井沢で見た渋滞情報はこの事故で発生したものだったのかも。

 

 ここを過ぎたら後は順調。帰りも三芳PAで休憩。走っているときはあまり暑さは感じなかったけどかなり蒸し暑くて喉はカラカラだしヘルメットの内装も汗を吸ってびっしょり。水分補給してゆっくり休憩。所沢ICで出て朝と同じ道を逆に走って無事帰宅。

 

 今日の走行距離は320km。距離的にはまだまだ行けそうな感じ。体力的にも蒸し暑い中十分にもったと思う。さすがに首や肩は凝って痛くなったけど、バイクに乗る体力という面ではちょっと自信回復しました。

 

 それにしても今回は濃い充実したツーリングでした。3台ものカタナと遭遇出来たし、いつもとは違う知らない道を走るのは刺激があって楽しかった。バイクの魅力は非日常性。楽しいツーリングでした。

 

 (終わり)