私はキャンプでは自作のランタンスタンドを愛用しています。
スタンドを使う前のキャンプではこのようにテーブルの上にランタンを置いていて、結構なスペースをランタンが占めていました。狭いテーブルが更に狭くなっていました。
それにランタンの高さももっと高い方が良いです。
それがスタンドにランタンを吊るすことでこのようにスッキリ。テーブルを広々と使えるようになりました。照明としての高さも適切な位置になります。
今でこそランタンスタンドは市販のコンパクトタイプのものが有りますが(ダイソーでも売っているのを見た時は驚きました。勿論100円では無くて1,000円の商品ですけど。これ使おうかなって思いました。)、当時(2015年頃)は、カメラの三脚のような大型の物ばかりでバイクキャンプで使えそうなものはありませんでした。
ならば自分で作るしかない。なるべく軽量でコンパクトに収納できるものとあれこれ考えた結果、地面に挿してスタンドを立てるという事を思いつき試行錯誤で作り上げました。
スタンドは改良や作り直しを経て3号に発展していました。1号と2号は角パイプを用いていましたが、3号は丸パイプで作りました。これで使い勝手はかなり良くなりました。
ブログを読み返してみたら、どうやらランタンスタンド3号の製作記は掲載していませんでした。何で掲載しなかったのかは良く憶えていませんが、ランタンスタンドの自作という地味でマニアックな事ばかり書いていては駄目だと自粛の気持ちが働いたのかもしれません。
そのランタンスタンド3号はこちらになります。
鉄の丸パイプを斜めにカットしてペグ状にして、それに16mm径のパイプをセットして組み立てる構造です。基本的な構造、使い方は従来通りです。
この3号は丸パイプを採用した事でジョイント部分が回転し、ランタンの向きを自在に変えられて使い勝手は良かったです。でも少し強度を考慮し過ぎてゴツくなってしまった感じがありました。バイクに積む荷物としてはやや嵩張ります。もう少し細いパイプでも良かったかもしれないです。
そう思いつつ数年使っていたのですが、先日こんな記事を見つけました。
100円ショップで手に入る材料を組み合わせてランタンスタンドに仕立て上げるというもので、こういう工夫やアイディアは私の琴線に触れ、新たな制作意欲が湧いてきました。
今までは地面に挿すペグの部分とポールの固定に苦慮してきましたが、ベルトで固定すればシンプルだし、ポールももっと細いパイプで大丈夫そうです。
という事で完成したランタンスタンド4号がこちらになります。(製作中の写真は殆どありません。ポールの継ぎ足し構造は先日のハンガースタンドの製作と同じ要領で作っています。またランタンを吊るすハンガー部分の構造は過去のものを踏襲しています。)
丁度良いサイズ(29cmあります。ペグは長い方が良いです。)のVペグを入手出来たのが肝心なところです。地面に挿しての安定性ではVペグが良いのではないかと思います。
当初はこのペグにポールをベルトで固定するつもりでしたが、ペグの肉厚が結構あるので、ペグにネジ穴(M5にしました)を空けて蝶ネジでポールを固定する事にしました。
ポールは12Φのアルミパイプを使用しています。3号は強度を重視して16Φのパイプを使ったのですがもっと細くても大丈夫と判断しました。
3号と比べてみるとこんな感じです。ポールの長さは長くなっていますが(3号は2分割ですが、4号は3分割。)、径が細い事もあり収納サイズはコンパクトになっています。
試しにColemanの229ランタンを吊るしてみました。燃料は入っていない状態でしたが全く問題無し。ランタンを揺すっても軽く下に引っ張っても安定しています。燃料満タンの状態でも問題は無さそうです。
真ん中の分割ポールを抜けばこのようになります。ロースタイルキャンプならこっちの方が良さそうです。
という訳で今までよりもより良いものが出来たと思います。
またマニアックな記事を掲載してしまいました。でもDIYとは自己満足の世界、そしてマニアックなものなので御容赦頂きたいと思います。また参考(にする人が居るのか分かりませんが)になれば幸いです。
(以上)