自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

インシュレーターが限界に...

 我がカタナは1994年製。製造からもう28年が経過しているのであちこちガタが見つかります。その都度手当をしてるのですが、今度はインシュレーターがダメになったようです。

 

 エンジンのインマニのインシュレーター付け根部分がかなり汚れています。左側の2気筒(1番と2番シリンダー)が酷い。3番と4番シリンダーの方はそれ程でもないです。

 

 ここ2~3年、エンジンの吹け上りに滑らかさが若干欠けるなぁ~、キャブレターの同調が取れていないのかなぁ~と感じる事が多かったのですが、インシュレーターの劣化が原因だったのかもしれません。

 

 インシュレーターはカタナが手元に来てすぐの2014年の時点で既にダメになっていて交換をしています。もっともこの時はヤフオクで入手した中古品に交換しました。

 あれから8年。ゴム系部品の中古品だとやはりもたないですね。

sword749.hatenablog.com

 

 今回は新品を奢ることにしました。しかし2014年当時は1個が2,000円だったのに、今は4,000円と倍の値段になっていました。。。物にもよりますが古いバイクの純正部品はドンドン値上がりしていきますね。まぁ部品が手に入るだけありがたいですが。

 

 インシュレーターは硬化しているせいでなかなか外れなかったです。エンジンのヘッドに木片を当てて大きなマイナスドライバーでこじるようにして外しました。

 

 外したインシュレーターのインマニ側は硬化して柔軟性は殆どありませんでした。ヒビも入っていたので交換して正解でした。

 

 

 

 新しいインシュレーターを付ける前にインマニの汚れを落し。これが頑固な汚れで結構大変でした。パーツクリーナーを吹いただけでは落ちなくて、ブラシで擦って少しずつ落としました。

 

 サンエス・K1を溶いた洗剤をブラシで擦ってみたり、

ブラシに付いた汚れが溶けだして真っ黒に汚れています。

 

 チェーンクリーナーを試してみたり、

 

 ダイソーのピッチクリーナーを試してみたり。

 

 それぞれ汚れの落ち方が違うのが面白かったです。今回はピッチクリーナーが一番効いたと思います。

 かなり時間を費やしましたが、ここまできれいになれば良いでしょう。

 

 

 新しいインシュレーターがこちら。左側と右側で品番が異なります。

 

 

 で、古いのと比べてみると新しい方が少し短かったです。

右の古い方が少しだけ長いです。

 どうもインマニやキャブレターの差し込み部分が少し短いようです。微妙に形状の見直しがされているようです。

 

 

 新しい部品が装着されると気持ち良いですね。

 

 固定バンドも少し歪んでいたので形を整えたり。バンドは8本あるのでこれも結構時間を要しました。

 

 

 そんな訳でようやく交換作業が完了です。汚れを落したこともあり気分はかなりスッキリしました。

 

 

 試走した結果ですが、少しエンジンの吹け上りが滑らかになりました。手に伝わるエンジンの振動も減ったと思います。ミラーのブレ具合も多少減ったようです。

 

 やはりこういう地味なパーツのコンディションも重要ですね。

 これでまたカタナは好調になりました!