自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

北海道ツーリング3日目(パート1)

 朝5時に目が覚める。天候は曇り。風は殆ど無い穏やかな朝。顔を洗って道路の向こうの記念碑の方に散歩。

 



 散歩からテントに戻る途中、近くのテントの前のGB350を眺めていたらオーナーさんがやって来て立ち話。

 クルマはかなりエンスーをやってたそうだが、バイクは初心者でGBが初めて手に入れたバイクだそう。そしてキャンプもやった事が無いとのこと。それでもいろいろ思うところあって北海道にツーリングにやって来たそうです。話は身の上話やこれからの人生観にまで及びました。そして何か一歩踏み出そうという思い。この人は自分と同い年ということもあり、共感というか、分かるなぁというところがありました。

 そしてやはり話題は予報とは裏腹に素晴らしい晴天になった昨日の話しに。「昨日の晴れは俺のお陰ってことで。ハッハッハッ」とCB350氏は上機嫌で笑う。昨日は自称晴れ人間がそこら中に湧いていたようです。今日もあまり天気予報は良くないがきっと大丈夫だろう。

 

 

 自分のテントに戻って来てお湯を沸かしてコーヒーを淹れていつものように調理パンの朝食。

 

 ラジオをかけながら朝食を食べていたら、オリビアニュートン ジョンの死去が報じられ、オリビアの曲が流れる。オリビアニュートン ジョンはファンという程では無いけれど、耳に馴染んだ曲が多いので残念に感じる。旅先できく訃報とかは強く記憶に刻まれます。

 

 昨夜のプロ野球の試合結果も報じられる。我が阪神タイガースは勝利した。これでカード21敗。まずまずだ。

 しかしガチなファンは違う。「3タテしないと。勝ち越しじゃぁダメなんだ」と厳しい。これは阪神の監督や選手は大変だ。もしかするとYZさんはまだ優勝を狙っているのだろうか。

 

 

 荷物をまとめテントを畳んで出発準備をする。

 

 因みにこにこの猿払公園キャンプ場、宿泊している人(十数人程度でしたが)は殆どがツーリスト(バイク、自動車)のようで、ファミリーキャンパーは居ませんでした。

 

 

 天気予報ではやはり今日は稚内方面はかなり荒れた天気になりそう。YZさんもGB350氏も私もとりあえず今日は雨から逃げて網走方面に南下する予定である。

 

 準備が出来た者から出発していく。

 かなり空模様は怪しくなってきたがまだ雨は大丈夫だろう、と思ったら3分もしないうちに雨が降り始め、大急ぎでカッパを引っぱり出し着る。初めは大した降りでは無かったけれどすぐに雨足は強くなってきた。パーキングシェルター(トンネル状のもので冬の吹雪のときの避難場所。)が現れたのでその中にバイクを止める。一足先にYZも来ていてカッパを着ている。バッグに防水カバー(大して役に立たないけど)を被せ、グローブをレイングローブ(2018年のツーリングで買ったゴム手袋。安いし厚手だし防水性は完璧だしこれが一番です。)に替えて本格的な雨装備をする。

 

 昨日はまるで逆の天候。ただ救いは気温があまり低くならなかったことと風が無かったこと。走っていてもそれ程苦痛ではない。なのでエサヌカ線に寄って行く。

 

 エサヌカ線に入ると雨足は弱まって来て殆ど雨は上がる。空は曇天だけれども、エサヌカ線は晴天よりも曇り空の方が合っているようにも思う。

 

 雨は完全に上がり、こりゃカッパ無くても良いかな?とも思ったけど用心してもうしばらくカッパは着ていくことにする。(レイングローブとバッグのカバーは外した。)

 

 案の定、エサヌカ線から国道に戻るとまた雨が降り出す。進行方向の先の空は少し明るいようにも見える。もう少し走れば雨雲を抜けて雨は止むのではないか?と淡い期待を抱きながら走る。しかし淡い期待というのは大抵裏切られるもので、ずっと雨に降られながら走る事となる。どうやら自分は晴れ男では無さそうだ。

 

 浜頓別で国道238号に入り海沿いのルートを淡々と走る。

北見神威岬を経由してみました。

 

 バイクの調子も微妙。ハンドルバーに感じる振動が多くて手が少し痺れてくる。そろそろ休憩してよい頃合い。丁度現れたセイコーマート(枝幸店だと思います)でコーヒーを飲むことにする。

 雨の日の休憩というのは惨めなもので、コンビニの軒先で雨を避けながら突っ立っていなければならない。

 ここにはツーリングライダーの先客が一名いました。確かホンダのゴールドウィング(以下、GW)だったと思う。GW氏は”このバイクは横風に物凄く弱いんです”と訴える。高速道路を走っていたら横風で一車線流されて死ぬ思いをしたそうだ。(何でそういう話になったのか憶えていないですが、旅先でのライダー同士の会話は脈略の無い内容がままあります。)

 そんな会話をしていたらGB350氏が到着。GW氏とは昨日も会っていたそうで、おやこんにちはと挨拶している。GW氏は今日は小清水まで行くそう。やはり皆行き先はだいたい同じです。

 

 (続く)