Youtubeでこんな2輪のロードレースの動画を見つけました。1979年のシルバーストーンで開催された世界GP500ccクラスのレースです。
このレースはスズキのバリー・シーン(76年と77年のチャンピオン)とヤマハのケニー・ロバーツ(78年チャンピオンで79年と80年もチャンピオン獲得)が凄いバトルを繰り広げた伝説のレースです。(実際に映像を見てみると中盤までハートフも二人に絡んでバトルしてました。)
動画は17分程のダイジェストですが、十分に見ごたえがあります。
途中のバトルはもちろん、最終ラップの最終コーナーでシーンが追い上げ両者がもつれるようにゴールに飛び込んでいくのは痺れました。*1名勝負と言われるも納得です。
もう一つの見どころは12分7秒あたり。ロバーツの前に出たシーンが左手を背中に回してロバーツにピースサインを出しています。レース中にこんな事をやるのはシーンならでは。しかも絵になります。
例えが適当では無いかもしれませんが、新庄選手(今の日ハム監督の)みたいです。
このレースは他にも見どころ(?)があります。このレースではホンダが楕円ピストンエンジンの革新的なNR500をデビューさせているのですが、転倒、炎上という散々な結果でした。その炎上する様子が収められています。(1分44秒あたり)
ロバーツのライディングフォームは本当に美しい。まさに人車一体、流れるようなスムーズライディング。一方のシーンはコーナーの内側に身体を倒してマシンを押さえつけるような走り。*2
対照的な走りをする二人のチャンピオンの見応えのあるレースです。