自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

カタナのアクセルワイヤーの製作

今回はカタナのアクセルワイヤーとクラッチワイヤーを自作しました。
どちらもインナー部分のみで、出先でワイヤーが切れてしまった場合のリペアパーツとして作ります。
インナーワイヤーだけなら嵩張らないのでバイクに積むのも楽だし。

インナーワイヤーの作成といっても大したものではありません。
ステンレスワイヤーに真鍮棒から造ったタイコ(ケーブルエンド)を付けるだけです。

材料は、
・ステンレスワイヤー(アクセルワイヤーなら径が1.5mm、クラッチワイヤーなら2.0mm)
・6mm径の真鍮の棒
・ステンレス用の半田とフラックスです。

 

製作の手順は

① まずは真鍮の棒をタイコの長さ(5~6mm)に切り出します。

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② それにボール盤で1.6~1.7mmの穴をあけます。(ワイヤーの太さより少し大き目)

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③ 片側は3mmくらいのドリルを使って穴をすり鉢状に拡大します。

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④ ワイヤーを通して端を放射状に広げます。

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 ⑤ フラックスをタイコとケーブルに塗り半田付けします。

⑥  はみ出たワイヤーや余分な半田をヤスリで削り整形。

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これで完成です。

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もう片側のタイコはACTIVEなどから販売されているネジで固定するタイプのタイコを用意しておき、ケーブル交換時に取り付けます。

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アクティブ:ワイヤータイコ&ヘキサレンチ

 

因みにワイヤーには「複ヨリ」と「片ヨリ」という編み方の違いがあるそうです。

「複ヨリ」は細いワイヤーを編み合わせたものでしなやかに曲がるのが特徴だそうです。反面、伸びやすく切れやすいというデメリットがあるそうです。

「片ヨリ」は太めのワイヤーを粗く編み合わせたもので伸びにくく強度があるそうです。

ホームセンターで手に入るのは大抵は「複ヨリ」で、今回使用したのも「複ヨリ」です。
アクセルワイヤーには問題ありませんが、クラッチワイヤーにはちょっと強度や耐久性がちょっと心配です。
自作クラッチワイヤーの方はまだ使用実績が無いので、実際の耐久性は判らないのでまずは応急処置として使う予定です。