GWはバイク整備に勤しんでおります。下手に出かけたら渋滞やら混雑に巻き込まれてしまうので、おとなしくバイク弄りをしているのが一番です。
今回手がけたのはエンジンからのオイル漏れ。去年か一昨年あたりからサイドスタンド辺りがオイルでちょっと濡れているようになっていました。駐車していて地面にオイルが垂れる程では無いのですが気持ちの良いものではありません。
最初はシリンダーやクランクケースの結合部分から漏れているのかと思ったけど、どうもそうでは無さそう。
色々考えているうちにエンジンクランク左側のジェネレータ部のオイルが漏れ出ているのではないか?と思い至りました。ここに入っているステータコイルのコードを通している箇所からオイルが漏れ出ているのかもしれません。
もう一つ思い至ったのはセルモーター。セルモータ先端のギヤ部分はジェネレーター室に入っております。オイルの流入を防ぐシールとか劣化してオイル漏れが起きているのではないか?パーツリストを見ると怪しそうなOリングがありました。
そんな風に考えていたら、よく見させてもらっているカタナのブログで丁度似たようなオイル漏れの話しが書かれていました。
http://londonbus.blog61.fc2.com/blog-entry-2531.html
オイルはジェネレータ部からセルモータが収められている区画に流れ、そこの下部の孔から流れ出るそうです。
正に私のカタナのオイル漏れもこの経路と思われます。
ブログの事例ではジェネレーターカバーのガスケットの破損がオイル漏れの原因だったとのこと。
ジェネレーターカバーのガスケットはストックしてあります。でも何となくセルモーターのOリングも凄く怪しく感じたのでこちらも注文しておきました。
このOリングを交換してみてオイル漏れが止まらなかったらジェネレーターカバーを開けてみる事にします。
という訳で作業に掛かります。
セルモーターを外すにはキャブレターが邪魔なので外します。この際なのでこの後でキャブレターもメンテナンスする事にします。
そしてセルモーターのカバーを外すと、一目でドロドロに汚れているのが分かりました。やはりここにオイルが流れ込んでいるようです。
汚れ方を観察すると、セルモーターのジェネレーターに接している部分がオイルまみれで汚れが酷い。一方でステータコイルのコードの方はオイルで濡れた形跡は無く殆ど汚れていません。
どうやらセルモーターのOリングの劣化が原因という見立ては当たりのようです。
Oリングを外してみると柔軟性は無くかなり硬化していました。しかも新品と比べるとかなり細くなっているのが見た目でも明らか。オイル漏れの原因がOリングであるのは間違い無いでしょう。
原因がほぼ判明したので気分良く作業を進めます。
オイルと砂埃の汚れをきれいに清掃してセルモーターを収めます。
後は走ってみてオイル漏れが解消しているか確認するだけですが、その前にFCRキャブレターの点検、清掃を行います。
続く。
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