12月に入り、寒くなると共にパタリとバイクをいじることも走らせることも無くなってしまいました。お陰でブログのネタが全然ありません。
しかし、見方を変えれば、今迄十分に書ききれなかった事、不足していたことを書き足すチャンスでもありますので、この冬はそういう事をボチボチを書いていこうと思います。
まずは、FCRキャブレターのセッティングをやろう、という時に役に立つ“参考書”についてです。
KEIHINのFCR セッティングマニュアル
FCRキャブレターに添付されていたマニュアルです。
十数ページの薄いマニュアルなんですが、セッティングの要領/手順の他、各ジェット類やエアスクリューの調整範囲や守備範囲、キャブレターの構造、リペアパーツのリストなど、必要にして十分な内容が掲載されています。
FCRキャブレターをいじるなら、是非とも手に入れておきたいマニュアルです。
Bikers Station
バイク雑誌の「Bikers Station」です。割とメンテナンスやカスタムに関する記事が充実している雑誌です。
過去に2回ほどFCR等レーシングキャブレターのセッティングに関する記事が掲載されていました。*1
2005年の7月号(No.214)と2006年の11月号(No.230)です。
どちらも書かれている内容は似ていて、基本は編集部でやってみたFCRのセッティング要領をまとめたもの。KEIHINのセッティングマニュアルに準じた内容も多いですが、作業をフローチャートにまとめるなど、分かり易いように書かれています。
実際に編集部が所有しているCB830F*2を使ってセッティングを行い、試した結果をまとめた記事なので、とても興味深く面白い記事でした。
この記事のお陰で“これなら自分でもFCRをイジれそうだ”と思うようになり、とうとう自分のカタナに装着することとなったのです。
因みに、No.214の方はFCRのセッティング方法を中心とした記事。CB830Fに33Φ、35Φ、37Φと口径の異なるFCRを装着してその違いもテストしていて、とても興味深い内容です。(35Φが一番良好な結果となりました)
No.230の方は、FCRについてはNo.214と似たような内容ですが、CRとミクニのTMRについても取り上げていて、それぞれのセッティングチャートも掲載されています。
当然ながら、FCR、CR、TMRの三つともCBに装着して比較を行っていて、結果や感想も書かれていて、これも大変面白かったです。
KEIHINのセッティングマニュアルに書かれているジェット類やエアスクリューの守備範囲も同じ内容が収録されているので、マニュアルが無くても、このBikersStationのどちらかがあれば何とかなると思います。
全くの余談ですが、こんなレトロな広告が載せられていました。ミクニも遊び心がありますね。
“嵐を呼ぶ加速”というのがいいです。昭和30年代くらいの雰囲気ですね。
今現在(2014年12月)では、もうバックナンバーの購入は無理だろうな、と思ったら、まだ購入が可能でした!興味ある方は入手されてはいかがでしょうか。
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