シフトのリターン・スプリングとクラッチ・スプリングを交換してどんな感じになったか確認を兼ねて日帰りショートツーリングに行ってきました。
まず、シフトチェンジの動作をチェック。
最初はチェンジ・ペダルの戻る感触が良くなった、と喜んでいましたが、結果としてはスプリングの交換前と殆ど差は無しでした。
残念ながらシフト・ペダルの戻りの悪さはリターン・スプリングが原因では無かったようです。
でも、ずっと抱えていだリターン・スプリングが弱っているんじゃないか?”という悶々とした思いは払拭されたし、オイルシールも交換できたので、ひとまず良しとしておきます。
クラッチの方は、...
クラッチの切れや繋がりがハッキリしたような感じがします。半クラッチの幅が少し長くなったようでもあり、スプリングの交換前より良いフィーリングになったと思います。
クラッチの重さは殆ど変わらず。
それよりも驚いたのは燃費でした。
帰宅直前に給油して計算したら、何と19.6km/Lという好燃費を叩きだしました。(236.2km走行して満タン給油量が12.05L)
今までは、普段は大体17km/L台。悪いときは16km/L台、稀に18km/Lを超える事がある位。
北海道(特に道北、道東)でのツーリングでは、20km/Lを優に超える燃費でしたが、それは真っ直ぐな道で信号も無く、ギアチェンジや加減速があまり無いという条件でのこと。
今回走ったコースは急な上り坂とかは無かったし大した渋滞も無くて条件的には良い部類に入ると思います(1/3くらいは高速道路)。また家を出発してから給油して帰宅前に給油する、というのも条件的に良かったと思います。(暖気運転の燃料消費も無視はできないと思うので)
それを考慮しても関東の道路を走ってこんなに良い燃費が出るとは驚きです。
で、なぜ燃費が改善されたかというと(ようやく本題です)、クラッチ・スプリングを新品に交換した結果だと考えられます。
というのは....
私のカタナはトップ・ギア(5速)でエンジン回転が3,000回転だと速度はメーター読みで丁度80kmでした。*1
それが5速/3,000回転でスピードメーターの針は85km/h位を指していました。
体感的には全く分からなかったのですが、どうやら今までは(特にクラッチに負荷のかかる高いギアで)は一定の滑りが発生していたようです。
また、巡航状態(4速や5速で)からアクセルを開けて加速するときの感覚が今までよりちょっと鈍く感じたりもしました。(1速高いギアで走っているような感覚)
今までは若干クラッチが滑っていた為にスムーズに加速している(エンジンが吹け上かっている)ように感じていたのでしょう。
クラッチの滑りってもっと分かり易い事象(エンジン回転ばかり上がってスピードが上がらない)だと思っていましたが、こういう滑り方というのもあるんだな、と思いました。
多分、テストコースやサーキットのようなところでアクセル全開の走行をしていたら、クラッチの滑りが顕著に表れていたんじゃないかと思います。
古いスプリングではクラッチを圧着させる力はかなり弱くなっていたようです。スプリングのような部品もある程度の期間が経ったら交換すべきなんですね。(バルブ・スプリングなんてどうなんだろう?って気になってしまいます。)
なお、燃費に関しては走るコースや走り方(アクセルの開け方)で変わって来るので、しばらくしたらまた燃費の状況について書こうと思います。
元々はシフトのリターンスプリングを換える事が目的だった今回の作業。ついでにやったクラッチ・スプリング交換の方がとても大きな効果が得られました。