FCRは前回の作業で施したセッティングで乗っています。
ただ、もう少し吹け上がりが軽快でも良いような気がします。SJが#45のときの方が良かった気がします。
それを確かめたくて同調をとった後、SJを#45に戻してみました。(ニードルのクリップは4段)
すると明らかに吹け上がりが鋭くなりました。タコメータの動きというより走った感覚で分かります。
どうやらSJは#45の方が良さそう。今までは燃料が濃かったようです。
但し、1/4~1/2くらいのスロットル開度は相変わらず。やや吹け上がりが重い感じがします。
試しにクリップを3段にしてみると、1/8~1/4くらいで息つきをするようになりました。それより上は問題ないのですが、今度はちょっと薄すぎるみたいです。
こうなるとあとはニードルを変更するしかありません。
今のニードルの“OCEMG”。ここからどのように変えるか。径を変えるか、テーパーを変えてみるか...
FCRのセッティングマニュアルを眺め、ネットで情報を集めながらあれこれ考えていると、“OCEMG”というニードルに疑問が沸いてきました。
径が“G”というのは、FCR35でカタナ用としてはずいぶん細いようなのです。“P”とか“N”が多いみたいです。
なんとなく気になりニードルを抜いて刻印を見てみると...
“OC..”
“EM”
“Q”!!
なんと“OCEMQ”でした。
なぜ“OCEMG”だと思っていたのかというと、FCRを購入したときにショップからメールを頂いてまして、それにはセットされているジェットについても書かれていて、JNは“OCEMG”としっかり書かれていたのです。
MJやSJが記載のとおりだったのと、ニードルの刻印が見辛いのでそのまま信じていたのです。(目で直接見るより、写真に撮って見た方がずっと分かり易いです)
念のためノギスで径を測ってみましたが、“G”(2.665mm)ではなさそう。
ノギスの精度もありますが、やはり”Q”(2.745mm)のようです。
それにしてもこれはどう考えたらよいのだろう?
元々“OCEMG”を組み込むつもりが間違ったニードルを組んで出荷してしまったのか?
それともメールの記述を間違えていたのか?(まぁ、“G”と“Q”はちょっと似ていますが....)
出荷時のジェットのセットで普通に走れたので、恐らくは後者なのでしょう。
とにかく新たにニードルを買う前に気が付いて良かったです。“OCEMG”を基準にしてニードルを買っていたら迷宮に嵌るところでした。
やはり自分の目でしっかり確認することが必要だ、と痛感しました。