先日の日曜日、天気は晴天という絶好のバイク日和であったので、カタナで走りに出かけました。
まだ早めの時刻であるためか家を出て直ぐの道からガラ空き状態が続いています。天気、道とも絶好のコンディション。自然にテンションは上がり、気持ち良くアクセルを開けて走っていました。
ところが走り始めて2~3kmくらいで、信号で止まろうとした時にいきなり“ブチヅとクラッチワイヤーが切れてしまいました。
クラッチレバーに引っかけるタイコ部分で切れたようです。
ここは昨年秋に補修をした箇所。どうも、ワイヤーをタイコに半田付けする半田の量が足りなくて、撚り線の何本かに負荷が集中しブチブチと切れたようです。タイコから抜けた、という方が正確かもしれません。
横着してクラッチワイヤーをバイクの車体から外さずに作業したのが良くなかったか。もっとしっかり半田付けしておけば良かったです。最近はカタナに何事も無く平和だ”と言っていた矢先にこれです。
幸い自宅まではそう距離は無いので自走で戻りました。
エンジンが止まっている状態でギアを1速に入れ、セルボタンを押してセルモーターの力で押し出しながらエンジン始動。(漫画「キリン」で覚えた技です。漫画も役に立つことがあります)
エンジン回転を合わせて2速にシフトアップしてゆっくりと走り、止まるときはニュートラルに入れてキルスイッチでエンジン停止。(ニュートラルに入らなければそのままエンジンオフ)
一時停止が必要な交差点右折は流石に無理なので、自転車と一緒に横断歩道を押して歩いて2段階右折(?)しました。
海外モデルと国産モデルではクラッチワイヤーが違うので注意
今回は補修ではなく、クラッチワイヤーのASSYで交換することにしました。
もう一度補修しようかな、とも考えましたが、この先何年も使うことを考え、ちゃんとした市販のクラッチワイヤーを買って交換した方が良いと考えました。
早速、バイク用品店にクラッチワイヤーを買いに行きましたが在庫は無し。カタナ用のが、というよりクラッチワイヤーの在庫そのものが殆ど無いようです。(以前は置いてあったのですが)
仕方ないのでネットで注文です。
社外品、メーカー純正品どちらが安いのだろう?と調べているうちに、カタナ用のクラッチワイヤーといっても、国内仕様モデルとそれ以外とでは別物であることに気が付きました。
国内仕様モデルはクラッチとレバーの中間(ガソリンタンクの下)にアシスト用のモーターがあり、クラッチワイヤーもそのモーターを介して繋ぐようになっていて二本に分かれています。
▲これは国内仕様モデルのパーツリスト。アシストモーターと2つに分かれたクラッチケーブルが書かれています。
私のカタナはそのアシストモーターは撤去しているので海外仕様モデルのワイヤーを使わねばなりません。
▲こちらが海外モデルのパーツリスト。アシストモーターは無くてクラッチケーブルは一本です。
ショッピングサイトの画像はどちらも同じものを使っているところが多く、うっかり国内用を買うところでした。
カタナは初期型モデルから最終型まで基本設計は同じで、カウル等の外装を始め多くのパーツが共通、流用可能との印象が強いのですが国内仕様モデルは意外と仕様の異なる部品が多そうです。
で、改めて海外モデルの純正部品の値段をwebikeで見積もってみたところ、4,964 円でした。パーツNoは
[ 58200-49300- ]ケーブルアツシ、クラツチ
です。
因みに、国内モデルのクラッチワイヤーは
58200-08C00 ケーブルアッシ、クラッチ、No1 FOR LEVER
58200-08C10 ケーブルアッシ、クラッチ、No2 FOR ARM
です。
それに対し、社外品のものでは「ハリケーン」というメーカーのものが2,571円と一番安いです。(他にもいくつか社外品のケーブルがありましたが、どれも純正品より安いです)
ただ、これはケーブル長がノーマルより150mm長いとのとこと。何のために延長しているのでしょう?(バーハンドル化の為??)
まあ、多少長い分にはケーブルの取り回しで何とかなるでしょう。
送料も含めて考えるとAmazonが一番安い(送料無料でした)ので、そこでポチツと注文しました。