2015年8月14日(金) 北海道の7日目
旅の最終日。今日は6時前に起床。いつもよりは少し遅めだけど、目覚まし時計の助けも借りずにこの時間に起きれるのは素晴らしい。
天気は上々。激混みのキャンプ場でも早朝の空気は爽やかです。
▲私がテントを張ったのはこんな片隅でした。
▲管理棟の周りには駐車場に入りきれなかったバイクが並んでいました。
▲本来はテントサイトではないこところまでテントが張られています。
キャンプ場(というか公園)の丘の上まで軽く散歩。早朝で誰もいない丘の散策は気持ちが良いです。
テントに戻り、いつものようにラジオを聴きながらコーヒーとパンで朝食。
今日は18:30に苫小牧港を出港するフェリーに乗るので、17:00くらいには苫小牧に着いていたいところ。
午前中いっぱいは美瑛 → 富良野と回り、それから苫小牧に向かえば十分でしょう。
キャンプ場を出て直ぐの道道291号を十勝岳方面に向かって進みます。
気の向くままどんどん進み、一番奥の登山口がある十勝岳温泉の駐車場まで一気に登る。この辺まで来ると、薄く霧が立ち込めていて気温もだいぶ低く少し寒いくらい。
登山着に身を固めた登山者がチラホラ。駐車場には全国各地のナンバーのクルマが多いのでちょっとビックりしました。
道外からクルマでやって来るような登山者はリピーターも多いんだろうな、思ったりする。もしかすると毎年訪れている人も結構いるかもしれない。
こういう人達って北海道に毎年のようにツーリングに来るライダーとちょっと通じるところがあるのかもしれないな、と思ったりしました。キャンプしながらのバイクツーリングと山の縦走とかは何か似ているところがあるのかもしれません。
十勝岳温泉を後にして来た道を下り、「吹上の湯」に到着。折角だからここの温泉にも入っていくことにします。今回の旅で3つ目の野外の温泉。
湯船は二つあって、以前入った時は、どちらもお湯がかなり扱った記憶があるけれど、片方(下側に有る大きい方)は水を引いているホースが入りっぱなしになっていて、ぬるくて入りやすい温度でした。(観光客が沢山来るせいかもしれません)それでも“熱い”とはしやいでいる学生らしいグループがいて、ずいぶん大袈裟だなと思う。
上側にあるもう一つの湯船は相変わらずの熱さ。熊の湯並かそれ以上かもしれない。先客が水を入れていたので漸く何とか入れる温度になってきました。
昔、ここで教えてもらった熱い風呂の入り方(お湯はかき回さず、そーつと入って、手は湯の上に出す)で肩まで浸かります。こうすると熱いお湯でも結構入れるものなんです。
少ししたら湯から上かって周りの景色を眺めながら身体を冷ます。身体が冷えてきたらまた湯に入り、を繰り返します。自然の中の露天風呂は気持ちが良い。
▲ちょうど誰も入っていないタイミングがあったので一枚撮れました。
温泉でサッパリして美瑛の方に向かう。標高が下がるにつれどんどん日差しが強くなってきました。
美瑛の町の近くで野菜の直売所があっだのでバイクを止めてみます。
湯上りということもあったので、まず富良野メロンソフトクリームを食べました。メロンの果汁がいっぱいでとても美味。
茄トウキビも美味しそうだったのでこれも頂きました。一本150円。安い!
これは甘みが強くてとても美味しかったです。まさに産地直売ならではの味。茄トウキビはもう一つ粒が白い品種もありそれも食べてみたかったのですが、2本も食べたら昼飯が食べられなくなりそうだったので止めておきました
(でも今から考えると食べておけば良かった、と思います。それだけ甘くて美味しかったです)
美瑛の丘をバイクでゆっくりと走ります。
空は晴天で気持ちの良い日差しが降り注ぎ、広い丘の畑の景色がとてもきれい。自転車でゆっくり丘めぐりをしている人たちは最高に気持ちが良さそう。(外国の観光客も沢山目につきました。最近は本当に日本を訪れてくれる外国の方が増えたんだな、と感じます)
▲迷路みたいな道の美瑛はこういう標識が頼り。レンタル自転車で大勢の観光客が地図とこういう標識を頼りに散策を楽しんでいました。
「セブンスターの木」とか「マイルドセブンの丘」とか有名な場所以外でもきれいな景色は沢山あります。
バイクではなく自転車で丸一日くらいかけてゆっくり美瑛をまわりたいくらいだけれども、時刻は既に11時半を回っており、後ろ髪を引かれる思いで美瑛を後にして富良野に向かいました。
これは富良野に向かう途中の美馬牛の駅。何故かこういう小さな素朴な駅舎に惹かれるのです。
▲美馬牛駅前にあったお店。懐かしさを感じる看板です。
<続く>