自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2018 北海道ツーリング ~ 7日目(今日は天気が回復するはず?)

 6時頃に目が覚める。寝袋から這い出しストーブを点火。相変わらずの空模様だけど風は多少弱くなっている。

 向かいのバンガローに宿泊した人達は、まだ朝の6時台だというのに早くもクルマに荷物の積み込みを始めた。BBQもできないし、さっさと帰ろうということなのだろう。

 

 遠く露天風呂に人の姿が見えた。折角ここのキャンプ場にきたのだからせめて温泉に入ろうと歩いていく。湯船のお湯はとても熱かった。比較的温度が低目のところを選んで入る。

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奥の東屋の前に人の姿がありますが分かりますでしょうか?

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 バンガローに戻ってコーヒーを滝れてパンを灸っていつものキャンプの朝食を済ませる。

 

 さて、今日はどうするか。

 北海道のツーリングはもう終わり。明日のフェリーに乗らねばならないので、明日の夕方には苫小牧に着いていないといけない。それを考慮してツーリングマップルを眺め今日の宿泊地を考える。

 案1)今日は道東を思う存分走って楽しみ、多和平か霧多布でキャンプ。苫小牧までかなり距離があるが行って行けないことは無い。但し寄り道する等の余裕は無く、ちょっとリスキーである。

 案2)今日は上富良野の「日の出公園キャンプ場」に宿泊する。明日の午前は富良野や美瑛を観光することができるし、苫小牧へも無理なく行ける。但し、ここから上富良野までは結構距離があるので今日を殆ど移動に費やすことになり、ちょっとつまらない。

 案3)富良野までの中間地点でキャンプする。以前、本別町の「静山キャンプ場」というところに泊まった事がある。ここならあちこち寄り道して行く時間はあるし、明日も苫小牧までの時間的余裕はたっぷりある。ただキャンプ場は大して魅力的では無かった記憶がある。

 

 とりあえず案2、途中で厳しそうならば案3に変更することにした。

 

 荷物を片付け出発準備。昨夜はテントを張っていないので直ぐに片付く。

 2日目のキャンプで使ったジンギスカン鍋はここで捨てていくことにする。キャンプも残り1回だし、このところの天候のせいかジンギスカンを食べる気もすっかり失せていたので。

 因みにここのキャンプ場はゴミ捨て場が充実(?)しています。キャンプ料金にゴミの処分料も含まれているのだろうけど、ツーリストには実にありがたい。

 生ゴミ、ペットボトル、ビン、缶の他、ガスカートリッジ、使い捨て鍋や網等の金属ゴミも捨てられる。

 しかし、BBQコンロやテントまで捨てられているのを見ると、さすがにこれはいかがなものか、と思います。

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 度が過ぎたゴミ出しが続いてキャンプ料金大幅値上げ、とかゴミ処分料が別に必要、とならなければ良いのだけれど。

 

 バンガローの鍵や銀マットを返しに行く。他のライダー達もボチボチ出発する様子。

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テントサイトに掘られた排水溝。おそらく一昨日のキャンプで掘られたのでしょう。この場所は水が溜まり易いのです。私も2014年に大変な思いをしました。



 昨夜お喋りしたライダー氏の姿も見える。自然と今日はどうするのですか?という話になる。

 ライダー氏は「私は今日もここに泊まる予定なんです。バンガローでは無くてテント泊のつもりなんですが。」と冴えない表情で言う。私は思わずエッ!?と言ってしまう。まだ風が強いし、今にも雨が降りそうではないですか。

 「天気予報では今日から天気は回復するはずなんです」と自分に言い聞かせるようにいう。だが「でもなあ...う~~~ん」と言ったきり悶々とした表情で空を見る。

 ここで、どうしてそんなにキャンプに拘るのかしら?キャンプが無理ならホテルに泊まればいいのに、とマリー・アントワネットのような事を言うセレブな人もおられるかもしれない。

 しかし、ツーリング・ライダーにとってキャンプ泊が出来るか否かは切実な問題です。

 北海道ツーリングはお金がかかります。北海道に渡るためのフェリー代、自宅からフェリー乗り場までの高速道路料金。北海道に渡っても毎日のように給油が必要でガソリン代もバカにならない。ウニ、イクラカニなど高価で美味しいものも食べたい。

 節約できるとしたら宿泊費となります。

 北海道のキャンプ場の料金は300~500円/泊くらい。無料のところもあります。仮に5泊するとしても2500円で済みます。

 それに対しホテルは5,000円~/泊はみておかねばならない。何度もホテルに宿泊していたらツーリング後の経済状況はどうなっていることか。私も既に宿泊予算は軽くオーバーしています。

 

 悩むライダー氏を残し風が吹き荒れる和琴湖畔キャンプ場を後にする。ちょっと迷ったけどカッパは着ずに出発する。

 

 <続く>