自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2016年北日本周遊の旅~周遊5日目(前半)

 6時半に起床。曇り空。ここはいつも朝はこんな天気なので今日も天気は良さそうだろう。

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 テントサイトの芝は夜露でビチャビチャで、散歩がてら歩いていたらブーツに水が浸み込んでくるほど。

f:id:sword749:20160823224013j:plainSTACYが3張。“類は友を呼ぶ”の図

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 今日でS氏とはお別れ。Sは苫小牧港に向かい、自分はソロでツーリングを継続。

 帰りのフェリーは明後日。いつもの流れでは前日に富良野で一泊し、富良野や美瑛を少し回ってから苫小牧に向かう。
 でも富良野への走りは“移動”に終始しがちであまり面白くはない。翌日も富良野や美瑛を楽しむには時間的に中途半端だし、苫小牧に向かうのはそれこそ淡々とした移動になってしまうので、この2日間が凄く勿体無い気がする。

 なので今回は道東を腰を据えて走ることにし、今日は和琴湖畔キャンプ場にでも泊まることにする。多和平に連泊でも良いのだけれど今日は風呂のあるところに泊まりたい。

 


 やがてS氏も起きてくる。コーヒー入れてボーつとしていたら、昨日の京都の女の子が “牛に草をあげようよ”  とやってきた。今日は先を急が無くてよいので相手をしてあげることにする。

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 京都弁がかわいい女の子はミサキちゃんといい、“牛はこの草が好きなんだよ”とか訳知り顔で説明してくれる。昨日同様沢山の牛が集まってきたけど差し出す草をムシャムシヤ食べる牛とそっぽを向く牛といろいろ。どうやら大半は好奇心で寄ってきているみたい。

 やがて牛達は座り込んで反すうタイムでこちらには見向きもしなくなった。ミサキちゃんは “次何しようか。向こうにも牛や羊がいるから行ってみようか” と僕をすっかりお友達扱いで連れまわす。羊に草をやった後は食器洗いも手伝ってくれた。

 なんだか小学生の頃を思い出して懐かしい気分に。あの頃は新しい友達とこんな風にとにかく一緒に遊んで仲良くなっていったものだったなぁ。

 いつの間にか人付き合いはいろんな気遣いが要るようになってしまった。北海道のツーリングが楽しいのは会うライダーと無邪気に話しが出来たりするからかもしれない。

 

 そんなわけでテントを片付け出発準備が整うには随分と時間がかかってしまいました。荷物がまとまったら、すっかり仲良くなったミサキちゃんがすかさずやってきて“ブランコ押して”とか“一輪車で遊ぼう”となるもので。

 その間S氏は他のライダーさんと話しこんでいる。初日の留萌のキャンプ場で一緒だった人だそうだ。利尻富士に登って来たらしい。

 

 そのうちミサキちゃんのお父さんもやってきてツーリング談義。以前はバイクで北海道に来ていたそうで、今は家族で来るからクルマだけど“やっぱりバイクがいいですわ”。

 宗谷、猿払からオホーツク海側を下ってきたと言ったら、鍾乳洞*1のことを教えてくれた。まだまだ知らないところがある。

 毎年夏と冬にこの多和平にやって来て30年!になるというので、おそらく多和平で星がきれいに見える気象条件も熟知されているはず。きいておけば良かった。

 

 一足先にS氏が出発。時間に余裕があるので帯広経由で苫小牧に向かうという。

 そして自分もミサキちゃんとお父さんに見送ってもらい出発。タイミングが合えばまた多和平で会えるかもしれない。今までのツーリングでは無かった出会いで楽しかったです。

 

 

 天気はすっかり良くなって日差しが強い。さてどこを走るか?出発したものの、行き先をまだ考えていなかった(考える暇がなかった)ので標茶町セイコーマートで止まって考える。

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 今回まだ太平洋側を走っていないので厚岸あたりに行くことにしよう。

 

 標茶から道道14号を真っ直ぐ進むと交通量も少なくてあっさりと厚岸に到着。

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 丁度12時になったのでここで昼食。ここは牡蟻弁当が名物らしいけど、あえて駅前にある普通の食堂に入ってみる。名物グルメばかりではなくこういう地元の食堂で食べるのも良いものです。

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 とはいえちゃんと牡蠣を使ったメニューもあって、「牡蠣丼」(牡蝸を卵でとじた親子丼みたいなもの)と牡蠣入りのシーフードカレーが美味しそう。どっちにするか凄く迷ってシーフードカレーを注文。

 でもこれで大正解だったと思う。具は大きな牡蝸がゴロリと入っていて、他にはイカ、エビ、アサリ。魚介の臭みはうまく消されていて、とても美味しかったです。

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 こうなると牡蠣丼もぜひ食べてみたい。次の楽しみが増えました。

 

 

 この後は海沿いの道道123号を少し走り開陽台に向かう(戻る)ことにする。そこから和琴湖畔に向かえば時間的に丁度よいはず。

 道道123号(シーサイドラインというらしい)は景色が良い上、適度なワインディングでとても気持ちよく走れる。
 最初は霧多布湿原を抜けて茶内の国道44号に戻り給油するつもりだったけど、あまりの楽しさにもう少しもう少しと走り続けてしまい、霧多布岬の先の浜中まで走ってしまった。(霧多布岬は時間が無いのでパス)

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▲これは道道123号の途中にあった琵琶瀬展望台。太平洋と霧多布湿原を眺めることができます。

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 ガソリンを給油して再び道道123号に入り別海からは道道8号で中標津の街へ。

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▲有名でも何でもない道道ですけど、景色も良くてなかなか走りごたえのある道でした。

 

 昨日は東から西へ中標津の街を抜けたけど、今度は南から北へ通り抜けます。

 ツーリングマップルと「開陽台」方向を示す標識を頼りにバイクを進めます。

 

 <続く>

 

 

 

*1:多分、中頓別鍾乳洞だったと思います