こちらは志賀高原の一の瀬エリアから少し離れた発哺(ほっぽ)温泉にあるホテルです。
ホテルの前に発哺温泉の場所について紹介しておきましょう。
発哺温泉は志賀高原の中央エリアの真ん中にある温泉で、東館山スキー場と西館山スキー場の間、中腹辺りにあります。
発哺温泉のバスターミナルの上を東館山スキー場のゴンドラが通っていて、ゴンドラからここを見下ろす事ができます。
まさにスキー場のど真ん中。「スイス・イン」はこのバスターミナルから更に200~300m下った奥にあります。
発哺温泉には県道471号から下っていくのですが、この道がなかなかの急勾配。
特にバスターミナルからホテルまでの道は狭い上に一段と急勾配になります。しかも他の迂回ルートは無し。一旦下ってしまうと帰りはその道を上る他ありません。まさに行きは良い良い帰りは怖い状態。
なのでここには4WDでスタッドレスタイヤ装着車以外は進入禁止とされており、このような看板が立っています。
今回紹介する「スイス・イン」のWEBサイトにも4WD+スタッドレス以外は進入禁止との注意書きが掲載されており*1(状況によっては4WDでもチェーンが必要とのこと)、この険しい道を紹介する動画も掲載している程です。(でも動画ではあまり険しく見えないのですが)
こちら↓はホテルからの帰路(上り道)です。
実は、当初私は少々大袈裟だなと思っていました。でも、実際に行ってみると道の細さと勾配、ヘアピンカーブまであり、険しさは想像以上でした。
どの位の勾配かというと、ショッピングモール等の大きな立体駐車場の上の階に上っていく通路の勾配をイメ―ジしてもらうと良いと思います。あれに雪が積もり、時には凍結している事もあるのです。4WD車でもチェーンが必要な場合があると言うのも頷けます。
実際、坂を上れなくなり立ち往生しているクルマに遭遇しました。北欧メーカーのワゴン車でありましたが、どうもFF車なのに注意看板を無視して入ったようです。...
動けなくなるだけならまだマシで、坂から滑り落ちて止まることができず下のクルマに激突したり、道路から転落することもあるそうです。
なので、心配な場合は上の写真の看板のところから徒歩で道路状況を確認してからにした方が良いと思います。
因みに二輪駆動車や登坂能力に不安がある場合はバスターミナルの駐車場かそれより手前にある駐車場にクルマを駐車すれば良いです。宿が送迎してくれますので。
という訳で、ここはたどり着くまでが(又は無事に帰るのが)ちょっと大変、という特色があるホテルです。(ホテルそのものの紹介は次回ということで)