自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

北海道ツーリング2日目(パート1)

 スマートフォンのアラームが鳴る前のAM3時半頃、船内のアナウンスで目が覚める。

 内容は定刻どおり430分に小樽港に入港することを告げるものだけど、真の目的は寝過ごしてスムーズに下船できぬ不届き者が出ないための目覚ましだろう。

 以前のは静かでゆっくりで控え目なアナウンスが繰り返し流され、深い眠りからゆっくり覚まされるような心地良さだったが今回のは若干元気が良過ぎる。身体をゆっさゆっさ揺さぶられて起こされた感じ。しかも「焼きたてのクロワッサンとコーヒーをレストラン前で販売しております」という尚更目が覚めるような内容も加わっている。バイクの下船は最後なのだしあと15分寝ていたかった。

 

 しばらくゴロゴロしていたけど諦めてベッドから抜け出し、顔を洗い身支度を整え荷物をまとめる。

 

 天気予報もチェックする。

 今日の石狩~宗谷は終日曇り。昼に留萌方面に雷注意報が出ているけどあまりのんびりしなければかわせそうだし、まずまずの天気になりそう。

 明日は北海道各地で雨のところが多いらしい。特に稚内はかなり天気が悪そう。網走は午後には雨が上がりそう。明後日以降は全道的にまずまずの天気になりそうな感じ。2018年のような悲惨な天気にはなら無さそうなので一安心。

 という事で今日は日本海側を北上して宗谷に向かい、オホーツク海側を少し下った猿払をキャンプとする、ことにする。

雲は多いですがそう悪くない空模様です。

 

 やがて自動車や一般客の下船が始まり船内は慌ただしくなってきました。

 

 いつものように下船の順番はバイクと自転車が一番最後なので、船内に居るのはいかにもライダーという人ばかり。いつもの事だけど皆無言で微妙に緊張感のある空気。試合開始を待つ選手達のようなものだろうか。

 

 

 YZさんの姿もあったおはようございます」。「昨日は9回裏に3点差をひっくり返されて負けちゃいました」「えっ、ザキさん(岩崎投手)が打たれちゃったの!」という阪神ファンの挨拶を交わします。

 3点リードしていて逆転サヨナラ負けはかなり堪える。しかし幸い今はこれから北海道ツーリングが始まるというとき。気持ちは直ぐに切り替えられました。

 

 

 ようやくバイクで乗船した人の車両甲板への移動を開始します、とのアナウンスが流れライダー達は一斉に動き出す。先を争うというほどではないけど皆さん動きが早い。

 

 狭い階段を整然と降り車両甲板へ。バイクに荷物を積み直し、準備が出来た者から下船です。次々とセルモーターの音が響きエンジンの轟音が(と言っても最近はだいぶ静かだけど)甲板に充満する。気持ちがグッと上がります。

 

 

 カタナもセル一発で始動。タラップを下って(ここはスリップして転倒の可能性もあるので慎重に)北海道・小樽港に久しぶりに降り立ちました。

 

 

 

 (続きます)