自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

ブレーキディスクのスペーサー製作

私のカタナのフロント周りは

  • ステム/トップブリッジ : スズキ '89-90 GSX-R 1100(43φ)
  • フォーク        :  スズキ '89-90 GSX-R 1100(43φ)
  • ブレーキキャリパー  :  スズキ '89-90 GSX-R 1100
  • ホイール        : スズキ '88 GSX-R 1100(18インチ)
  • ブレーキディスク    : カワサキ ZZ-R 1100(310mm径)

と様々なバイクのパーツを組み合わせております。

43Φのフォークを付けたい!でも18インチのホイールは絶対条件!!
そういう我がままというか理想を追求した結果であります。

当然すんなりと組み合わさる訳はなく,様々な工夫を施しています。
ブレーキ関係もその一つで,ホイールとブレーキディスク,フォークとキャリパーの間にはスペーサーを挟んでブレーキディスクとキャリパーの位置あわせをしています。

f:id:sword749:20130514214101j:plain※赤枠にスペーサーが少し見えます(分かりにくいですが)


このホイールとブレーキディスクの間に入れたスペーサーは自分の手製の品。

3mm厚のアルミ板から切り出して作ったのですが,かなり手こずって出来栄えも満足のいくものではありませんでした。

そのうち作り直さねば,とも思いつつ既に数年が経過。
普段は外から見えないものなので支障があるものではないのですが,ずっと喉に刺さった小骨のように気になっていました。

GWに再製作しようと材料のアルミ板は買っておいたものの,結局手は付けずにGWは過ぎ去ってしまいました。
(天気の良い日が多かったので,家に篭って工作する気になれなかったんです。)


で,先日の土曜日は予報どおり雨。
特に予定が入っている訳ではなく,ちょっと手持ち無沙汰な時間が出来たので,何となくスペーサーの製作作業をはじめました。

まずはアルミ板に寸法をコンパスでケガキます。
外径は100mm,内側には61.5mmの穴があいた円盤を切り出す(というか削り出す)のです。

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さらにブレーキディスクの固定用のボルト穴を5つ開けるのですが,こちらはうまく採寸が出来なかったので,後で現物合わせでやることにします。

 

 


今回もドリルで3mm~5mm程度の小さな穴を開けていき,穴と穴をつないで切り出します。

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金属板を曲線に切れる道具があれば楽なのでしょうが,そう頻繁に使うものではないし,狭い住まいに余分なモノは置きたくないし。知恵と工夫でカバーするしかありません。

そして切り出したものはヤスリで地道に整形していきます。

内側の穴もあけて、大体の形に削ったら今日の作業は終了。
やはり完全にきれいな円状に仕上げるのは難しく,少々歪な形でドーナツみたいです。
もう少しきれいに作れるかと思っていましたが,まぁ,こんなものでしょう。

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翌日,スプロケットの交換作業の後,スペーサーの仕上げに取り掛かります。

フロントホイールを外してブレーキディスクを外し,ボルト穴の位置を確認して穴を開けていきます。

 

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これも最初は小さな穴開けから始めて、位置を何度も確認しながら10mmの穴に拡大します。

最後にバリ取りをして完成。

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因みに右上のものが以前作ったスペーサー。

 

今回作ったものよりもっと歪な形状をしています。ボルト穴なんて酷いものです。

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以前これを作ったときは、全てハンド・ドリルでやりました。
こう考えると今回はボール盤で作業したぶん,楽だったし、大分マシな仕上がりとなりました。

このパーツでバイクが格好良くなる訳でもないし,性能が良くなる訳でもないですが,納得のいく作業ができました。