SP武川の速度センサーは速度信号を拾うためにホイール側へ金属の突起物を1か所設けてやる必要があります。
参考にさせて頂いた例のGromのサイトでは、特殊な形状のブレーキローター・ボルトを使用していました。
自分も同じようなボルトで試してみる事にします。M8の六角ボルトをベースに作ってみることにしました。上手く行けば特注するなりしようと思います。
GROMのサイトでも言及されていましたが、金属なら何でもマグネットにくっつく訳ではなく、ステンレスなどはNGです。(ステンレスが磁石にくっつかないって気が付きませんでした。)
スズキのブレーキローター・ボルトはこのような形状をしています。
M8の汎用ボルトにワッシャーと10Φのカラーでも組み合わせれば良いだろう、と思っていたのですが、フランジの径が16.3mmという微妙なサイズ。
どうしようかな?と考えていたら、ローターボルトにM8の穴を空けて六角ボルトと合体させれば良いのでは?と閃きました。
早速古いボルトを加工していきます。M8の下穴径のΦ6.8mmドリルで削っていきます。
十分な深さまで穴を空けたら不要なネジ部分をカットします。
ただ、これは失敗でした。これからタップでM8のネジを切って行かなけれなならないのですが、固定が難しく難儀しました。ネジ部分をカットしていなければその部分を万力で固定する事が出来たはず。
おまけに私が持っているタップはダイスとタップのセット品の安物。切れ味が悪くてなかなかネジが切り進むことが出来ません。
「延長シフト・ロッドの製作」で使用したダイスもですが、安物はダメですね。
結局、途中で断念。フランジ部分でカットしました。
これを六角ボルトに取り付け、別途Φ10のカラーを切り出し、メタルパテで固着します。
予想以上に手こずりましたが何とか形になりました。
ただ、作ってから気が付いたのですが、フランジの径はノギスで実測したら16mmジャストでした。これなら他にやりようがあったと思います。
でも兎も角、用意(製作)すべき部品の一つは準備が出来ました。