スピーカーケーブルに興味が湧き、いろいろ調べていたら ”スターカッド接続” なるものを見つけました。
スターカッド接続とは、4本の導線構造のケーブルを対角線方向の2本を合わせて接続するもの。これにより導線に電流が流れるときに発生する磁界を打ち消しノイズを減らせる...、というもののようです。
なるほど。だからスピーカーケーブル売り場に4芯のケーブルも有ったのか。(勿論他の用途もあるでしょうけど)
こちら↓のブログではケーブルを通した電気信号の波形を観測してスターカッド接続と通常の2芯のケーブルとの違いを検証するという興味深い事をされていました。また4芯のケーブルでもスターカッドでは無い隣りの導線をペアにした場合とかいろいろ比較していました。
その結果はスターカッド接続が波形の鈍りが少なく、最も優れていそうだということ。
こうなると試してみたくなります。再び某カメラ系家電量販店に4芯ケーブルを買いに行きました。
数あるケーブルの中から今回はカナレ(CANARE)の「4S6」というものを選びました。1m当たり千円前後からそれ以上の価格のケーブルが並ぶ中、これは1m当たり百数十円という拍子抜けするような安さ。こんなに安くて大丈夫なのか?という気にもなりましたが、後で調べてみると品質には定評のある定番ケーブルのようでした。
被覆を剥いてこのように対角の2本を撚って導線の先を半田付けしておきます。
これでスピーカーをつなぎ、聴いてみると。。。いや、驚きました。
より澄んだ音というかキメ細かな音になり、また音の奥行/広がりも感じるようになりました。そして音にキレがあるというかスピード感があると言えば良いのか。ロックやジャズとかではリズム感、躍動感を感じます。高音~低音までバランスも良いと思うし、これは気に入りました。他のケーブルを並列接続する必要は無さそうです。
「waltz for debby」*1というジャズのライブアルバムなどを聴いてみると、音量をそれ程上げなくてもライブハウスの客のざわめきやグラスの音とか細かな小さな音まで明瞭に聴こえるようになり、その場にいるかのよう。今までもちゃんと聴こえていると思っていたのですが。。。
他にもエリック・クラプトンの「UNPLUGGED」とかイーグルスの「hell freezes over」といったライブアルバムも楽しく聴けます。これで更にCDを聴くのが楽しくなりました。
これはケーブルもありますが、やはりスピーカーの性能が良いのでしょう。後から知ったのですが、JVCのウッドコーンのフルレンジ(1ウェイ)スピーカーはコブクロさんが推奨していたものらしいです。
ということで、Victor(JVC)のEX-HR55のスピーカー変更は、インシュレーターやらケーブル変更やら含め、とても満足しております。