日曜日は志賀高原にスキーに行ってきました。横手山、渋峠、熊の湯スキー場。
草津と志賀高原を結ぶ国道292が23日に開通したのでそれを通って行きました。上信越道を走って中野から向かうより距離は短いです。(峠道が長いので所要時間はそれほど変わらないかもしれません)
去年は火山活動の警戒レベルが高く、通行時間は昼間のみでバイクの通行は禁止でしたが、今年は警戒レベルが引き下げられて全日通行可能でバイクも通行可能となっています。そのため沢山のバイクが走っていました。道はワインディングロードで景色も絶景なので絶好のツーリングルートでもあります。
スキー場の雪は大分減っていました。融雪によりクローズになっているコースも多数。
この冬はラニーニャなので寒くなると言われていました。でも積雪の始まりはここ数年通りで遅め。12月に入って漸く雪が降り始めたものの今度は降り過ぎなくらい滅茶苦茶に降り、寒いわ吹雪みたいな降雪で視界が悪いは。
でもこれなら今シーズンは5月まで余裕で楽しめるはず、と思っていました。
ところが1月中から早くも冷え込みは緩み始め、3月になると降雪は殆どなく毎週末雨が降って雪は減る一方。標高2000mに位置する志賀高原でもGWは果たしてどのくらい滑られるゲレンデが残っているか?という状況です。
余談ですが今シーズンは初の雨中スキーを経験しました。雨の中をスキーで滑るなんて...と思っていましたが、やってみるとスキー板の滑りは悪く無いし案外楽しい。
ちょっと困ったのはゴーグルに雨の水滴がついて視界が悪くなること。グローブで拭いながら滑るのはバイクで雨の中を走るのに似た感じでした。
なのでスキーの最中にもバイクのエキゾーストが聞こえてくるし、場所によってはスキーヤーのすぐそばをバイクが走っていくというシュールな光景となります。
自分もバイク乗りなので、滑りながらもついつい目はバイクの方に行きます。するとその中の1台のバイクのライダーが軽く手を上げていきました。私も手を上げて返しました。ツーリング中にバイクですれ違う時の挨拶みたい。
あのライダーはもしかしてスキーヤーなのかもしれません。もしかすると向うもあのスキーヤーはバイク乗りかも?と思ったのかもしれません。バイク乗りのスキーヤーは結構多いような気がします。私の周りのスキーヤーにもライダーは結構多いです。
ともあれこういうちょっとした挨拶は嬉しい瞬間です。
昼食は横手山スキー場の「山本荘」で名物の「なべ焼きうどん」を頂きました。今回、横手山スキー場に来たの目的の半分はこの鍋焼きうどんなのです。30食限定とのことでしたが、早めの時間に入ったので食べることが出来ました。
具は油揚げ、豚肉、根曲ダケ、キノコ(マイタケ?となめたけ?)、蕨(わらび)、白菜、長ネギ、なると、卵、と盛沢山。とても美味しかったです。しかも丁度食べ終わったころにお店の方が「リンゴのタイムサービスです」とお客さん全員にリンゴを一切れずつ配ってくれました。嬉しいサービスでした。
昼食の後は渋峠スキー場に移動。(移動といっても隣接したスキー場なので、リフトに乗って山頂の向こう側に行くだけですが。)こちらは南斜面になるのでゲレンデの雪は大分シャバシャバした雪になっておりました。スキー板の走りは良いけど板を取られやすいので気を抜けません。
ここでは「初音ミク」のコスプレをしているボーダーさんが滑っていました。この方は志賀高原のあちこちのスキー場で見かけます。ボードの腕前(脚前)もなかなか。そういえば数年前の春スキーでもここで見かけました。
この後は横手側に降りて熊の湯スキー場に移動。
5か月前は此処で初滑り(正確には横手山が初滑りでしたけど、コンディションが悪かったので直ぐに熊の湯に移動しました)をしていたんだなぁ。熊の湯も滑走可能なコースは大分減っていて寂しく感じました。
今日は春スキーだし軽く滑って早めに帰ろう、と思ってやってきたのですが、いつの間にか時刻は3時半となりクワッドリフトの営業が終了。
スキーは滑っている時間よりもリフト乗車の時間の方が長いためか、いくら滑っても飽き足らない感じがします。もう一本、あと一本となかなか終われません。まだ営業しているペアリフトでしつこく滑り続けていましたが、ガスが出てきて視界が悪くなったので少しだけ早めに終了することにしました。
多分、今シーズンのスキーはこれで終了となると思います。
来シーズンに思いを馳せつつ、これからはバイクの方を頑張ろうと思います。