ちょっと前(1~2年くらい前だったと思います)に茨城の板金屋さんが1/1のタイレルP34を製作しているという話を聞きました。確かネットニュースで見たような。
確かこれだったような...
タイレルP34というのはかつての名門F1チームのティレルが1970年代に登場させた前輪が4つあるF1マシン。後輪と合わせて6輪という奇抜だけど抜群に恰好良くて歴代のF1マシンの中でも大変人気のあるマシンだと思います。タミヤからプラモデルが発売されていたことも大きいと思います。
チーム名のスペルは”Tyrrell”なので、現在は”ティレル”と発音/表記されていますが、当時は”タイレル”でした。でも絶対にタイレルの方が響きが良いし、迫力があってカッコ良いです。“タイレルP34”と聞いてピクっと反応する人は多いと思います。
で、茨城の板金屋さんが作っているタイレルP34。以前のネットニュースでの紹介ではまだまだ完成は先の状態のようでした。
ところが最近Youtubeでこんな動画を見つけました。遂に完成したようです。素晴らしい出来栄えです。
面白かったのは、最初カウルを装着しないで走行していたのですが、それは随分とコンパクトでまるでカートのように見えました。もしかして1/1サイズではなく3/4サイズで作ったのだろうか?と思ったほど。F1マシンてコンパクトなんだなぁと思いました。
この動画は手作りP34の初走行で、トラブルが発生して満足に走られませんでしたが、その後対策、改良を施し、現在も発展中のようです。
また、本物のP34のフロントホイール(1個だけですが)が入手でき、そのコピーホイールを作っている最中のようです。
こちらの板金屋さんではP34以外にもフェラーリ ディーノのボディのレストアとか興味深い仕事を沢山されていて、それらもYoutubeで公開されていて見入ってしまいました。いや、凄い職人技です。
このP34、オーナーさん(製作者)は見た目だけでなくバリバリに走らせて楽しむつもりのようです。なのでどこかで疾走する姿を見られる機会があるかもしれません。やはりレーシングマシンは静態展示よりも走っている姿が良いです。楽しみです!