ようやくカタナのフロントタイヤを交換しました。本当は去年交換しようと思っていたのですが、ズルズルと引っ張ってしまいました。
前回のタイヤ交換から3年ちょっと経って交換作業の要領も忘れかけているので、自分のブログをみてやり方を復習します。(こういうときブログというのは便利です。)
前回はタイヤのビード部分が内側に寄っていて、ホイールのリムとの間に隙間が合ってビードが上がらず苦労しました。(結局、自動車整備工場でエアを入れてもらってビードを上げました)
今回組み込むタイヤを測ってみると間隔は4cm程。
それで今回は交換作業前にタイヤに挟み物をしてビードの間隔が広げるようにしてみました。何か適当なものは無いか?と辺りを見回し、CDのケースを重ねて挟んでみました。
丸一日置いておいて5cmほどに広がりました。ちょっと時間が足りなかったか。もう少し広がってくれると良かったのですが。まぁ何とかなるでしょう。
交換作業は前回と同じやり方でやりました。ブログによるとフロントタイヤをホイールから外すのに手こずっていましたが、今回はタイヤワックスをタイヤのビード部分とホイールのリム部分にしっかり吹きかけてやったら簡単に外れました。(タイヤワックスは前回作業で余ったものを使いました。)
新タイヤの組み付けもしっかりタイヤワックスを吹きかけてやったらすんなり入りました。
問題はビード上げ。要は勢いよく空気を充填してやれば良いのです。普通の空気入れでは勢いが足りない。エアコンプレッサー/タンクがあればいいのですが。
それでクルマのタイヤをエア・タンク代わりに使う事にしました。
その為の道具を準備します。
タイヤのエアバルブにはめる「エアーチャック」なるものを購入。バイクのホイール側の形状を考慮して片方は横から差し込めるものにしました。
これを適当なホースに取り付けます。あまり大きな圧はかからないはずなので、手持ちのビニールホースを使いました。
保管中のスタッドレスタイヤを持って来ていつも使っている手押しポンプの空気入れで空気を充填します。スタッドレスタイヤは保管のため空気圧を下げていたので、この空気の充填が一番疲れました。
空気が入ったところでいよいよビード上げです。
まずバイクのホイールの方にエアーチャックを取り付け、反対側をクルマのタイヤのバルブに取り付けます。水道の蛇口のような機構は無いので、タイヤのバルブに挿した途端に空気が噴出されます。
クルマのタイヤの空気の充填量が足りなかったようで(疲れてしまい "この位でいいや" と途中で止めてしまったのです)期待したほどの勢いでは無かったです。
が、それでも空気入れで入れるよりも早く空気が送り込まれ、見事ビードが上がりました。(予めタイヤのビード部分を広げていたのも良かったと思います。)
最後にホイールバランスを取って作業完了です。
う~ん、新しいタイヤは良いですね。
最後に次回に向けて今回の気付き事項のメモを。
- タイヤのビードの幅を広げるのは2~3日位は時間をかけた方が良い。
- タイヤをホイールに組む際はタイヤの向きを確認する事。(確認せずに組むところだった)
- クルマのタイヤを利用したエア充填/ビード上げは上手く行った。でもクルマのタイヤの空気圧はさぼらずにパンパンに上げておくこと。
- タイヤをホイールに組み込んだら、ビードを上げる前に大まかなホールバランスは取っておいた方が良いと思う(ビードを上げる前ならタイヤをずらせるはず)。今回はホイールとタイヤのバランスが悪い状態で組んでしまったようでバランスウェイトを多めに要した。
- ビード上げのときに使う予定だった荷締用ベルトは今回は使わなかった。(これは無くても良いかも)
- ホイールからタイヤを外す/ホイールにタイヤを組み込む 際にタイヤの滑りをよくするためにタイヤワックス(ビードワックスの代用)は必須。シリコンスプレーも良いかもしれない。(スプレーに含まれる溶剤がタイヤには良くないそうだけど、吹き付け過ぎなければいいかな?)
<以上>