現在、バイクは冬眠中なのでもっぱらYouTubeで動画を眺めて楽しんでいます。それでいて微妙にバタバタと忙しくてブログ更新もままならず。。。。
という事で、また昔のGPレース動画を。
1980年~1990年代に活躍したランディー・マモラというライダーは、とても印象的なライダーでした。
何しろコーナリング中に外側のステップから足を浮かせていたのですから。よくもレースでこんな乗り方ができるなと思ったものです。“マモラ乗り”と言われました。
因みに“マモラ”という名前はあまり聞きなれなかったせいか、友人の中には “マラモ”と堂々と言い間違えている者もいました。
この¨マモラ乗り¨をやっていたのは1984年~1985年のホンダのマシンに乗っていた時だけで、スズキやヤマハのマシンに乗っていた時は外足をステップから外すことは無かったようです。
マモラにとってホンダのマシンは前輪の荷重が不足していたらしく、それを補うためにこのようなライティングフォームになったとか。
当時はバイク雑誌の写真でしか見た事が無かったですが、こうして動画で足がステップから離れてブラブラしているのを見るとなかなかの衝撃です。また全てのコーナーリングで外足をステップから外していたわけでは無いんだなというのも発見でした。(考えてみれば当たり前のことですが。)
因みにこのイギリスGP(シルバーストーン)ではF・スペンサーが欠場したので、3気筒エンジンのNS500に加えニューマシンのNSR500*1もマモラに与えられています。
NSRは熟成不足でトラブルが多くかなり扱いづらいマシンだったようでしたが、マモラは “乗るやつがいないのなら俺が乗る、この高速サーキットでヤマハに勝つには4気筒のNSRしかない” と早々とNSを仕舞わせてレースに臨んだとか。それで見事優勝したこのエピソードもかっこいいな~と思いました。