自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

多機能メーターの便利な使い方

 カタナに取り付けたACEWELLのメーター(ACE-6552)は表示の多機能が本当に便利です。液晶パネルの速度表示の下の部分に様々な情報を表示させることが出来ます。

 

これはトリップメーターの表示。

 

 

 その中で良く見た情報は電圧でした。



 

 私はバイクの電圧の状態をかなり気にしています。

 750カタナに乗っていたときに発電の不具合でバッテリー上がりに何度か見舞われていたことによります。発電のためのステータ・コイルが焼けて発電能力が失われ電圧が低下してしまうのです。これは私の750カタナの持病で10年位で3回ほど発生していました。(私の750カタナの個体の問題だったのかもしれません。)

 

 バイクではこのステータ・コイルの焼けとレギュレート・レクチファイアの故障による発電/充電のトラブルが多いように思います。

 

 なお、今乗っている1100カタナではステータ・コイルの焼けもレギュレート・レクチファイアの故障は発生していませんが、配線の不具合(断線)で充電トラブルが発生したことがあり、どうしても電圧の状態は気になるのです。(以前はわざわざ電圧表示器を付けていた程でした。)

 

 そんな訳で、ACEWELLのメーターに変えてからは、パネルに電圧値を表示させていることが多かったです。

 

 でも電圧値も重要だけど他の情報も見たい。特にツーリングとかでは時刻を見られた方が便利です。トリップメータも見たい。時計表示を基本にしつつもちょくちょく電圧表示に切り替える、という使い方をしていました。

 

 

 最初の頃はその切替操作も楽しかったですが、やはり段々と面倒に感じるようになりました。そんなとき、良いアイディアが閃きました。

 

 このメーターには電圧の警告表示(アイコンによる表示)機能があります。

赤丸のアイコンが電圧の警告表示です。



 この警告表示機能は、表示の閾値を任意に設定する事が出来ます。

 今迄の設定値は

低電圧警告開始電圧(b-on) : 12.2V

低電圧警告終了電圧(b-off) : 13.0V

 でした。エンジンを止めた状態でも12Vちょっとの電圧はあるので、警告表示が出る事は殆どあありません。あってもエンジンを掛けると直ぐに13Vを超えるので、警告表示がでていることは殆どありません。

 

 それをこのように変更しました。

低電圧警告開始電圧(b-on) : 13.0V

低電圧警告終了電圧(b-off) : 13.9V

 エンジンを止めた状態では必ず警報表示が出ます。そこからエンジンを掛けて少し走ると13.9Vを超えて警報表示は消えます。

 

 

 

 

 今までは警報表示はなるべく出さない、という考え方でした。警告表示が出た時はかなりトラブルが進行している状態と言えます。発電能力がかなり低下していつエンジンが止まってもおかしくない状態。

 

 それに対しこれからは一旦警報表示を出しそれが消える事で発電系が健全であることを示すという考え方。警告終了電圧が高目なので、トラブルを初期段階で察知する事が出来ます。おそらく日帰りツーリングの圏内なら十分に帰宅可能だと思います。

 

 (自分の経験ではステータ・コイルの焼けは一気に焼けるのではなく、ジワジワと進行する印象です。"最近なんかセルモーターの回りが弱いなぁ"とか、”ヘッドライトが暗い気がするなぁ”という漠然とした異変を1ヵ月くらい感じているうちにバッテリー上りに見舞われトラブルに気付くというパターンでした。(1ヵ月といってもバイクに乗るのは週末だけですが。それでも距離にすれば数百キロは走行していたと思います。))

 

 

 というわけで今は電圧表示に切り替える事は殆ど無く、安心して走っております。