自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

北海道ツーリング2023(六日目②)

昼食の後、再び国道391を走り、摩周のホクレンでガソリンを満タンに給油。その後は国道241号を進む。交通量はとても少ない。

雨は降り続いているが、カッパの防水性は問題なし。ヘルメットも二重シールドで曇り無し。

しかし阿寒湖手前の峠道に入るとタイヤのグリップ感が希薄に感じカーブでバイクを倒し難く感じる。少しガスも出てきてガックリとペースが落ちる。後ろから来たクルマにも道を譲るほど。この道は以前も雨で通ったときは走り難かったことを思い出す。

 

ようやく峠を越えて阿寒湖に到達する。今日の宿泊地候補の一つだった阿寒湖キャンプ場は天候のせいか閑散とした雰囲気だった。

 

そのまま走っているとオンネトーの標識が目に入る。この天気では景色は期待できないけれど、このまま淡々と走っていてもつまらないのでちょっと寄ろうと余計な事をしてしまう。

温泉宿があるところまではまぁ普通。しかしその先は羆の襲撃事件の三毛別のような秘境感で緊張が高まる。すれ違う車両は全く無い。「そりゃいらっしゃいますよ」(藤村D@ユーコン川)という感じ。どうしても朱鞠内湖の事件が頭をよぎる。

すぐに逃げられるようにバイクを出口の方向に向けて止め、取り合えずの写真を撮ってそそくさと引き上げる。何しに来たんだか。

 

 

国道に戻って足寄に向かっていると右のミラーがダラ~ンと垂れてきた。ミラーの角度を固定しているボルトが緩んだようだ。こんなのはトラブルの内に入らないが、工具はシートの下でしかも雨。こういう時に何でこうなるかな~。このまま足寄の道の駅まで走る。

 

道の駅「あしょろ銀河ホール21」に到着。雨のせいか駐車場はガラガラ。ミラーの処置をするのになるべく雨を避けられるところはないだろうかと探していたら屋根付きの駐輪場があったのでちょっと場所を使わせてもらう。

根性無しの右ミラー

 

ミラーを直して荷物も積み直したところで周りを見ると駅舎のような建物が目にったので見に行ってみる。

 

やはり元は足寄駅の駅舎で、今は喫茶店になっているみたい(今日は休み)。道の駅の駐車場はここと反対側の敷地にあるので、今までこの存在には気が付かなかった。

 

 

道の駅を出て国道241/274を上士幌側から帯広を目指します。この辺りからかなり雨が強くなってきて、道路の轍に入ると溜まった雨水で派手に水飛沫が上がる。それでもバイクの調子は安定しているし、雨具は問題ないしヘルメットのシールドも曇らないので順調に走る。

 

帯広市街が近づいてくると雨足は少し弱まってきて大分気持ちに余裕が出てくる。ナビの案内で17時半過ぎにホテルに到着。ホテルの玄関脇の広場には先客のバイクが一台止まっていたので、その横にカタナを止める。雨の日は屋根のある宿に泊まれるのは何ともいえぬ安堵を感じます。

 

チェックインして最低限の荷物だけを部屋に上げる。部屋は予想してたよりも良かった。

 

早速部屋のバスタブにお湯を満たし風呂に入る。雨の中を走った後の風呂は最高です。

一息ついたところで夕食に出かける。豚丼の「ぱんちょう」の営業終了時刻は19時とと早目なのであまりノンビリしていられない。

さっき殆ど上がりかけていた雨はまた強い降りに。ホテルの傘を借りて出かける。

 

ホテルの玄関を出たら丁度一台のツーリング中のバイクが到着。ライダーは疲労と安堵の混じった表情。その気持ちはよく分かります。

 

楽しみにしていた「ぱんちょう」は休み。今日は定休日ではないはずなのに。

 

他何処か無いかと探し、「はなとかち」という店にする。

hanatokachi.com

 

こちらはロース肉の豚丼とばら肉の豚丼の二種類があり、両方の肉が入った半ばら豚丼もあり、店員さんのお勧めの半ばら豚丼の「中盛」(「並盛」の上なので大盛に相当します。これの上の「特盛」もある)にする。

 

肉は香ばしく焼き上がりタレも良くからんでとても美味しい。添えられている山わさびがまた良い。音更町の「かしわ」にも負けない味だと思う。結構ボリュームは有ったけどペロリと食べれました。旅先で美味しい店に出会えるのは嬉しい。

 

美味しい豚丼に大満足した後はちょっと帯広の街を歩いてみる。雨は殆ど上がっている。このツーリングでの雨の降り方は降ったり止んだりが目まぐるしかったです。

 


近くのビジネスホテルにはバイクが沢山止まっていました。雨なので急遽宿泊したライダーも多かったんだろうなぁ。

 

 

帯広駅の中にも入ってみる。ローカル線の駅とは違ってさすがに帯広駅はかなり大きい。

 

殆どの店は営業が終了していたけれど、豚丼弁当屋がまだやっていてタイムセールで100円引きになっていました。あまり買っていく人がいないのか、店員さんは手持無沙汰ですごく退屈そう。

 

明日の朝食はセイコマで何か適当なものを調達するつもりだったけど、豚丼の弁当にするのも有りだと思う。豚丼を食べたばかりだけど飽きるどころか食べ足りないくらい。3食連続で豚丼となるがまぁ良いだろう。

豚丼おにぎり」というのもある。ごはんを豚丼の肉で巻いたものだそうだ。これも面白そうだが豚丼弁当の「小」を買う。

 

セイコマで酒(ブランデー梅ソーダ!)と明日の朝食用のサラダを買ってホテルに戻る。帯広アパホテルセイコマが隣りという素晴らしい立地なのです。


風呂にもう一度入り、久しぶりのテレビを見ながらサワーを飲む。そうしていたら眠いと感じる前に寝落ちしていた。全く自覚はなかったけど疲れは溜まっていたようです。

 

(七日目に続く)

 

【本日の走行距離】 340km