足寄を後にし、国道241号を経由して帯広方面に向かう。帯広の少し手前の音更町に教えてもらつた豚丼屋さんがあるはず。
iPhoneの地図で場所を確認しつつ進んで「豚丼のかしわ」に到着。
時刻は14時を過ぎていましたが何組かの客が席が空くのを待つている状況。夏休みだからだろうか。お店の壁に貼つている料理のメ二ユ―は豚丼のみという潔さ。小/中/大の3種類。これは期待できる。
30分ほど待つてようやく席に通され、迷わず豚丼の大を注文。
どんな豚丼だろうか?と楽しみに待っていると、テーブルに置かれたメニューに豚丼の「特大」があるのを発見。
お店のお姉さんに “特大というのは....?” と尋ねると、私の顔をみて顔を少しシカメて小さく左右に振りました。“止めておいた方がいい” と顔に書いてあったので、素直に従うことにしました。
待つこと暫し。出てきた豚丼がこちら。
なるほど、特大にしなくて良かった。大でもかなりのボリューム。そして味も文句なしの美味しさでした。肉は柔らかく香ばしく焼き上げられ、甘辛いタレと良く合います。
ご飯も美味しい。味もボリュームも文句無し。お腹いっぱい大満足でした。
豚丼屋からは来た道を一旦戻り国道241号 ⇒道道133 号 ⇒ 国道274号というルートで帯広市街を迂回して日勝峠に向かいます。
道道133号を走っていたら随分と見栄えのする白樺の並木道が目に入りました。写真を撮っている人の姿もちらほら。
バイクを止めてツーリングマップルをみてみると12年坂のツーリングマップルの表紙にもなったところとのこと。ちょっと寄っていこう。
映画の撮影とかで使われそうな見事な並木道。バイクで通り抜けてみようと思ったけど、フカフカの砂利が敷かれていて二輪ではちょっと危ない。20mほど走って諦めました。
国道38号に出たところで給油してから日勝峠に向かいます。
峠を上るにつれガスから霧雨に変わり峠のドライブインでカッパを着用。
ここは大きな駐車場がありレストランの他に大きな土産物屋もあるのに客の姿は少なく閑散としています。どこの峠のドライブインもそうで閉鎖されてしまったところも多い。ほんの十数年前はどこもお客で賑わっていたのにすごい変わりよう。
峠を下ってもあまり天候は回復せず。太平洋側はあまり天気が良くない模様。気温も低い。
道の駅「樹海ロード 日高」に着いたときは既に18時過ぎ。まだ空模様は怪しかったけど雨は上がっていたのでここでカッパを脱ぐ。
この後は真っ直ぐに太平洋側には出ずに夕張~苫小牧を通って札幌に向かうことにする。(このルート選択はちょっと失敗でした)
結構疲れてきたのでちょくちょく休憩をとりながら進みます。
夕張を過ぎた辺りで日は完全に落ち街灯もないので真っ暗。しかもこの辺りに不慣れなこともありいつの間にか道を間違えてしまう。
地図を確認しようにも暗くて見えず、バイクを止めてライトで照らさないといけない。ツーリングで夜間の走行をする場合は画面が発光するナビ(またはスマホ)が有効だな、と思いました。
進んでいる方角は合っているようなのでそのまま進んでいくと本来通るはずの国道に出られました。
そうしてようやく苫小牧に到着。支笏湖経由で札幌に向かうつもりが工事中で通行止め。迂回ルートはあるようですが案内表示がよく分からず断念。国道36号線で北上し千歳方面から札幌に向かうことにする。
目についたコンビニの駐車場に入り地図を確認してから出発。
ところがカタナのスピードメーターの針が上下にブルブルと振れ始めました。
なんだ?メーターケーブルが外れたか?バイクを止めてチェックするもケーブルはしっかりはまっている。
再び走りだしても事象は変わらず。そして指す速度が低くなったと思ったら針は完全に「0」を指して動かなくなってしまった。
これはメーターケーブルのインナーが切れたかメーターギアが壊れたかのどちらかだなぁ...ケーブル切れだと修理も簡単だけど、多分メーターギアのような気がする。これは部品代も高いしアクスル径を拡大加工しなければならないので厄介なのです。
気を取り直して先に進む。
千歳から札幌に抜ける道は人家も無く完全に真っ暗。しかも前も後ろも対向車もいない。ただでさえ真っ暗闇というのは嫌なものだけど、疲れていることもあって余計に怖く感じる。
こんなところでヘッドライトランプが切れたりエンジンが止まったりしたらどうしよう、と余計な事ばかり頭をよぎる。
ところどころ現れるPAにも止まる気にはなれず、市街地まで一気に走り抜けてしまいました。
そのままの勢いで走り続け実家に到着。
こうして今年のツーリングは終わりました。
振り返ってみると今年のツーリングもいろいろな事がありました。
【本日の走行距離:4百数十km】