カタナの電圧低下の原因探求というか修理のためステータ・コイルを手配しました。
実はステータ・コイルは一つストックしているのですが、これはヤフオクで購入した中古品。外観上は焼けなどは無く問題なさそうだけど3本のコードの内2本が何故か途中から二股に分岐加工されていました。何となく怪しさも感じる。
それでこれはこのままストックしておいて新たにコイルを買う事にしました。
1100カタナのステータ・コイルの純正部品の品番は
31401-49010
因みにこの品番はGSX1100SD~SY型に適合するもの。最初期型のSZは少し寸法が違うコイルとなるようです。
しかし、このステータ・コイルの純正部品は既にメーカー欠品となっていました。まぁ欠品になっていなくても恐らくかなり価格は上昇していたと思います。
十数年前の時点で750カタナの純正ステータ・コイルは1万円位だったので、2万円位になっていたかもしれません。
補修部品が手に入らないと詰んでしまうのですが、ネットで漁って見ると所謂サードパーティの製品が販売されています。
一つは国内のカスタムショップ系から販売されているもの。しかしこちらは価格が5万~6万円位とかなり高価なものがゴロゴロ。ちょっと手は出ないですね...
もう一つはAmazon等に出品されている中華製のもの。こちらは最安値は4千円のものからとかなり幅広い。販売業者というかブランドもいろいろあるけど、商品の写真を見る限りどれも同じ商品に見えます。写真で見る限り造りは悪くなさそうに見える。ただコイル部分にコーティングはされていないようです。
なお、このように商品説明に寸法を入れてくれているものもあります。これは大変役に立ちます。手元にあるコイルの寸法とほぼ同じなので安心して注文することができます。
そしてこの寸法さえ合っていれば他車用のコイルも流用可能です。レギュレート・レクチファイアとの接続端子を付け替える等の加工をすれば大丈夫です。
今回はこの中華製のコイルを試してみる事にしました。一番安い4千円ちょっとのを注文しました。届くまで2週間くらい要するようだけど、まぁ仕方ない。
その間にコイルのコーティング剤を手配しておきました。
純正品のコイルは主に茶色の絶縁ワニスでコイルがコーティングされております。(上記の純正コイルのコーティングは白灰色なのでワニスでは無いようですが)
コーティングする事で振動によるコイルのエナメル線被覆の破損やコイルの変形の防止、熱伝導率の向上といった効果があるらしいです。
しかし、ワニスは今は小売りが殆どされていない模様。それで代わりに高耐熱エポキシを使う事にしました。
これで準備は万端。
ところがあと少しで届くという頃になって、業者から「ご注文の返金について」というメールが届きました。通関でトラブルが発生して商品を発送できないとの事。注文はキャンセルされ代金も返金処理されたとのこと。Amazonのサイトで注文状況を確認すると確かに返金処理されている。
しかし注文してから1週間以上経ってからのキャンセルは困るなぁ。海外通販はこういうリスクがありますね。
続く。
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