あと2週間後に迫った北海道ツーリングに向け、この週末はバイクに荷物を積んでみて具合を確認したり、エンジンオイルの交換を行うなど準備に勤しんでいました。
しかし、オイル交換のためのエンジンの暖気運転のとき、メーターに表示される電圧が低下していることに気付きました。
普段はアイドリングで13.8Vだったのが12.8Vに。走行中は14.1~14.2Vだったのが13.8V*1に低下しています。これはおかしい。
ステータ・コイルやレギュレート・レクチファイアの接続端子の状態など目に見えるところの異常はなし。電圧表示がおかしいのかも、と念の為テスターで電圧を計測してみるもメーターの電圧表示と同じ。
何が起きているのか。
まず考えられるのは、発電用のステータ・コイル(ジェネレーター・コイル)が焼けて発電能力が落ちてきているということ。これは古いバイクやクルマには良く起こるトラブルで、過去に750カタナで2回経験しています。
あの時も市街地を渋滞にはまったりしていたらバッテリーが上がるなんてことが起き始め、そのうち症状が進行していって最後はウィンカーを点けたらエンストなんてことになりました。(今思い出しても良く帰宅できたと思います。)
今の状態はあのトラブルの初期症状のように思います。
一応、サービスマニュアルに書かれているステータコイルのチェック、コイルの導通確認やコイルの発電電圧(交流電圧)の確認はやってみて問題なし。でもこのチェックでは発電容量の低下は分からないんです。750カタナのときもそうでした。
もちろん他の原因も有り得ます。電気系のトラブルは目に見えないので原因探求/処置に時間がかかるんですよね。
おまけに来週末は所要があるのでカタナの修理は出来ません。現実的にツーリング迄の修理は不可。
この状態ではツーリングに行けない、行くべきではない。
という訳で、北海道ツーリングは断念することにしました。折角フェリーのチケットを確保出来たのに。
まぁツーリングに出発する前で良かった、とも言えます。
以前なら、電圧計を装着していなかった頃なら異常に気付かずツーリングに出発し、途中でバッテリー上がりに見舞われ途方に暮れることになったと思います。かつてのK氏のように北海道にツーリングに行ったはずがバイクを修理しに行った、ということになったかもしれません。
そもそもバイクに電圧計を付けたのは(今はACEWELLのメーターで電圧が表示されます)、この発電系の不具合を察知するため。電圧を日頃から監視していれば早期に発見し対処できるだろう、と。
そして今、その不具合を察知した訳です。
しかし何故このタイミングなのか。もう少し前に発症していれば。一ヵ月前、せめて2週間前なら何とか出来たかもしれないんですが。
うーーーん。
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