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自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と機械いじりの日記です

ブレーキ・キャリパーのオーバーホール ~ 作業編

【バイク】GSX1100S 【バイク】ブレーキ周り 【バイク】メンテナンス

一昨日の週末は暖かい良い天気でした。

バイクいじりにはもってこいで、準備していたフロント・キャリパーのオーバーホール(OH)を行いました。

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キャリパーを外し、分解してピストンを抜き、クリーニングしてシールを交換するのです。

言葉でいうと簡単ですが、キャリパーのOHはあまりやったことは無く、リア・キャリパーを一度やった事があるだけ。さて、上手く出来るかどうか。

 

自転車の空気入れでピストンを押し出す

キャリパーのOHでちょっと面倒というか障壁に感じるのは、ピストンを抜く作業。
簡易的なものですが、ピストン・プライヤーを購入して準備はしていますが、出来るだけピストンは押し出しておきたい。

プロはちゃんとした専用工具を使って抜くのでしょうし、また良く聞く手法として、エア・コンプレッサーで空気を入れてピストンをバンッと押しだしたりするようです。

自分も真似してみたいのですが、残念ながらエア・コンプレッサーなど持っていません。


でも、何とか工夫してやりくりするのがプライベートカスタムというもの。

何か良い手は無いものか?と考えたところ「自転車の空気入れではどうだろう?」と閃きました!

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笑ってしまうような図ですが、ちゃんと、ゆっくりとですがピストンが出てきました。
ただ、お試しとはいえ、万が一にもブレーキローターを傷めないようにキャリパーを外してやるべきでしたね...ピストン同士が当たらないように木の板とかを間に入れるのも必要です。

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少しずつ空気を入れていくと、じわじわとピストンがせり出てきました。左上のピストンは動きが渋く、コンディションが悪いようです。

 

キャリパーを分解

ここまでくると作業は大分楽です。

ボルトを抜きキャリパーを左右に割り、ピストンを抜きます。
空気入れで一杯まで押し出されたピストンは手で摘んで抜くことが出来ました。

押し出しが浅いものも手で摘んで取れそうではありましたが、せっかく工具を買ってあったので、活用しない手はありません。

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▲ピストン・プライヤーを使うと、ピストンの内側にこのように傷が付きます。まぁ仕方ないですね。
 プライヤーを使う際にゴムシートなどで養生してあげれば傷は防げるかもしれません。


楽しいくらい順調に作業が進みます。

 

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▲キャリパーの中も意外と汚れは少なく、コンディションは良いようです。

 

古いシールを外すには、小さなヘラのような専用ツールで引っ掛けて外すのですが、当然ながらそのようなツールは持っておらず、また一々買ってもいられません。

ということで、小さなマイナスドライバーを改造して使います。
ドライバーの先端を薄く削り、キャリパーに傷が付かないように角を丸めます。

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▲こんな感じに加工しました。

 

シールをはめる溝に傷をつけぬように気を付けながらシールを外します。

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後は洗浄です。

ピストンにこびり付いた頑固な汚れも「ピカール」を使って徹底的に落とします。

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それでも落ちない汚れはスチール・ウールを使ってピカピカに磨き上げました。
このピストンの磨きが一番時間がかかりました。

因みに、磨くときは円周に沿って磨くこと。縦に沿って磨くのはNG。
これはフロントフォークのインナーチューブを磨くときも同じで、縦方向に筋が付くと、それがオイルの通り道となって、オイル滲みが発生することがあるのです。
(整備の参考書籍からの受け売りです)

 

後は組み立てるだけのはずが...

後はサクサクと組み立てるだけです。新しいシールを組み付けていきます。

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▲これが入手したシールセット


ピストンには「メタルラバー」というケミカルを塗布します。

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なんでも、金属とゴムが触れ合う部分の潤滑に大変優れたものらしいです。この作業のために入手したものです。

 

ところが、ダストシールのサイズがどうもおかしく、ピストンがはまりません。

 

このキャリパーは、大小2種類のピストンが2つずつあるのですが、大きい方のピストンのダストシールが少し小さくて、キャリパーの溝にピッタリはまらず、遊んでしまう状態。

ダストシールの内径もピストンよりも小さくてピストンがはまりません。

このシールセット、先日の記事でも書いたようにGSX-RではなくGSFの品番で注文したもの。

もしかして、GSFとは部品が違うのか?とも思いましたが、小さい方のピストンのシール類はピッタリのサイズで何の問題も無いし、大きいピストンの方もピストン・シールはピッタリのサイズです。

つまり、大きい方のピストンのダスト・シールだけがサイズが合っていないのです。

(残念ながら、慌てていたので大きさの違いが判る写真を撮っていませんでした。)

いったいどういうことか?

あれこれ試行錯誤しているうちにダストシールが千切れてしまう始末。仕方なく、ダストシールは古いものを再利用することにしました。

こうしてたドタバタを経てキャリパーの組立ては終了。



予想外の展開のおかげでずいぶんと時間を要してしまい、さらにはすっかり疲れきってしまったので、試走する時間は無くなってしまいましたが、ブレーキの調子は凄く良くなったようです。

バイクを押して歩いただけで、バイクが軽く動くのに感激しました。

やはり、オーバーホール前には大分ブレーキの引きずりが発生していたんですね。

 

今度はリアのキャリパーもOHしようと思います。