自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

ブレーキ・キャリパーのオーバーホール完了

 ブレーキ・キャリパーの組み立てです。組み立てに先立ちハウジングを塗装しました。

 ブレーキ・フルードが付くと普通の塗料では溶けてしまうのであまり塗装はしたく無いのですが、オリジナルの塗装が斑に剥げていてみっともない。丁度使い残しのホイール用塗料が有ったのでそれで塗りました。(塗り終わったところの写真は撮り忘れていました。)

 

 塗装が乾いたところで組み立てます。

 ハウジング内側のピストンが収まる部分にブレーキ・フルードを薄く塗り、シールを組み込みます。

 

 ダスト・シールも組み込んだら、ピストンにメタルラバーを塗って組み込みます。

 ハウジングはきれいに洗浄しているしシール類は新品なので、スムーズにピストンが入ります。分解のときとはエライ違いです。

 

 ブレーキフルードの経路のシールをセットしてハウジングを合わせ、ボルトに錆び棒のグリスを薄く塗って固定します。



 ボルトの締め付けはトルクレンチを使ってちゃんとやりました。38 N・mとのこと。


 ブレーキ・パッドの固定用のピンにもグリス(ブレーキパッドの鳴き止めグリスを使ってみました)を塗って組み付け。

 

 

 このピンの抜け止めクランプは、GV75Aの凝った形状の一体型ではなく、一つずつ独立した通常のタイプを使いました。こっちの方が作業が楽そうでしたので。

 

 ブリーダーを付けて出来上がり!と思ったらブレーキ・パッドを抑えるスプリングを付け忘れていました。ピンを一旦抜いて付け直し。

 

 完成です。今回はカバーも新調しました。このカバーはGU74A、GV73A、GV75A共通部品です。

 

 目立たないところですけど、キャリパーがきれいになると気持ち良いですね。

 

 

 ついでなのでブレーキ・フルードのタンクの蓋を留めるネジが錆びていたのでステンレス製のネジに変えました。

普通の皿ネジなのでホームセンターで入手できます。1個11円です。

 

 

 という事で、リア・ブレーキのオーバーホールが完了しました。

 ブレーキ・パッドを変えるだけのつもりが思わぬ大仕事になりましたが、このタイミングで良かったと思います。すっきりしました。