自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

ブレーキ・キャリパーの分解~8年振りに使った工具

 キャリパーのシール類をバ\幾用品店に注文しに行って戻ってきた夕方、勢いでGV75Aのキャリパーを分解しました。

 キャリパーのハウジングの連結ボルトは固着も無くすんなり抜けてキャリパーを割る事は出来ました。

 

 しかしピストンをプライヤーで抜こうとしてもビクともしません。

 

 ピストンの周りにラスペネを注油してみましたが、これでもピストンは殆ど動かず。

 

 

 

 キャリパーを組み直し、チューブで空気入れとつないでエアで押し出そうとするもだめ。

 ピストンは固着はしていないもののかなり動きは固いです。さてどうしたものか...とは言えある道具、設備で何とかしなければなりません。

 

 結局、バイクのブレーキをホースを繋げて油圧の力でピストンを押し出す事にしました。バイクに付いているキャリパーからブレーキホースを繋ぎ変え、ブレーキペダルをスコスコ押していくと徐々にピストンが出てきました。ほんと少しずつなので、かなりピストンの動きは固いです。油圧とパスカルの原理は偉大です。

蒲鉾の板を挟んでピストン出しをしました。蒲鉾の板ってDIYやバイク整備とかでいろいろ使えて重宝します。

 

 ピストンを出せるだけ出してからキャリーパーを外して割り、今度はピストンを抜くことが出来ました。予想以上に手こずりました。

 

 因みにピストンを抜くのに使ったプライヤー、フロント側のブレーキ・キャリパーのオーバーホールのときに使って以来の登場です。それ以外は活躍の場はありませんでした。ブログを確認してみたら実に8年振りでした。もうそんなに時間が経っていたのか....感覚的には4~5年位という感じだったのですが。

 ずっと工具箱の”肥やし”状態で邪魔に感じるときもありましたが、無いと困るツールです。

柄に付いているネジを締める事で握った状態を維持してしっかりとピストン内部を掴み続けてくれます。今はもっと頑強な構造に改良されたものが販売されていました。

 

 

 あまり良くはない状態で長年放置されていたのか内部も結構酷いですね。シールは弾力はすっかり無くなって硬化していました。これならピストンが動かないはずです。ブレーキ・フルードがゲル状になってこびりついていました。

 

 

 キャリパーのハウジングやピストンにこびりついた泥汚れや油汚れは徹底的に落とします。今回は以前から興味のあった洗浄剤を試してみます。