昨年の秋、IGコイルの一次電圧の昇圧をやってみました。
「AQV-1216A」というDC-DCコンバーター(昇圧ユニット)をつけてみたのですが、上々の効果を実感できました。
エンジンのトルク感が一段上乗せされたような感じで、IGコイルの電圧を上げただけでこうも変わるのか!と驚いたものでした。
その時の記事:IGコイルの昇圧~AQV-1216Aを付けてみた
しかし、何回か乗っているうちに謎のエンストが発生するようになり、どう考えても装着した昇圧ユニットが原因なのは明らか。
バイクの振動等が原因で壊れたのか?それとも元々の不良が内在していたのか?
とにかくこのままでは安心して走っていられないので、やむなく外すことにしました。
「V-UP16」を入手
その後は何の問題も発生しておらず平和そのものなのですが、IGコイルを昇圧させたときのエンジンフィーリングは忘れ難いものがありました。
いっそ本家本元のTWINTOPの「V-UP16」を買ってしまおうか?なんて考えるようになりました。我ながら懲りない人間だと思います。
でもやっぱり価格が高い。
3万円弱もの金額はそうおいそれとは出せません。(だから安価な「AQV-1216A」に手を出したのです)
どうしようか?と悶々としながら過ごしつつ、そろそろ思い切って買おうか、と決心しかけていたある日、偶然にも中古品を安価で入手することが出来ました。
念が通じたのでしょうか。
▲上が「AQV-1216A」で下が「V-UP16」。V-UP16ってコンパクトなイメージを持っていたのですが、実物は案外大きく感じました。
しかし、せっかく入手できても季節は寒い冬。バイクなんてとてもいじる気にはなれず、取り付けは暖かくなるまで待つことにしました。
そろそろ取り付けの検討を...
そうしてようやく暖かくなり始めてきたので、そろそろV-UP16の装着を検討することにしました。
今度は、物入れの中に転がすのではなく、ちゃんと固定したい。
配線はなるべく短くしたいので、設置場所はバッテリーとIGの中間辺りが望ましい。
そう考えながらバイクを眺め回していると、シート先の下、ガソリンタンク後端の下に丁度良いスペースがありました。
元来、エアフィルターボックスとキャブレターをつなぐ“エアチャンバー”という物が納まっていた空間なのですが、エアフィルターをキャブレター直結タイプのものに変えたので、不要になったエアチャンバーは撤去していたのです。
(因みにオリジナルのエアフィルターのボックスは“物入れ”として活用しています。)
V-UP16をあてがって見ると丁度良く収まります。
設置場所はここで決まりです。
問題はどうやって固定するか。
以前の私ならば、タイラップでフレームにぐるぐる巻き、という方法を迷わず取っていましたが、バイクシーズンのオフ中で時間もあるし、スマートにカッコ良く取り付ける方法を考えることにしました。
あーでもない、こーでもない、と考え続けてようやくアイディアが沸きました。
その方法は次回で。