自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

カタナの荷掛けフック・ナットを作ってみた 出来栄えは....

今日はこの素材を使って工作です。

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 作ったのはカタナのリアサスを留めるナットを荷掛けフックにするもの。

カタナってリアシートの荷物を固定するための荷掛けフックがありません。
国内仕様には小さなフックが追加されましたが、キャンプ道具のような大きな荷物を固定するにはちょっと役不足です。

カタナ乗りの人達は、リアサスやウインカーにゴム紐を引っ掛けたりして工夫していますが、カタナ専門店からはこんなアイディア商品が売られています。

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これはなかなかの優れ物で、リア・サスのナットをこれに換えるだけで荷物の固定がとても楽になります。

 

私も以前使っていて、とても重宝していたのですが、腹が立つことに盗難にあってしまいました。

今はサスの盗難対策もあって盗難防止ナットをつけていますが、キャンプツーリングのときはやっぱりこの荷掛けナットを使いたい。

ただ、このナット、ちょっと高いんです。1,000円~2,000円位なら即購入するのですが、4,200円もするので、再び買う気にはなかなかなれません。

キジマからも同じようなものが販売されていますね。こちらはかなり安い。

キジマ(Kijima) 荷掛けナット ダイナ サスペンション用 HD-03053
キジマ(Kijima) 荷掛けナット 10mm 2個SET 211-301

 

ただ、近所のバイク用品店では最近見かけないので、ネット通販で買うのが良さそうです。

でも、この程度のものなら何とか自作でそうな気がします。

と言う訳で荷掛けナットを作ることにしました。
(まぁタップを使ってネジを切る工作をやってみたかった、というのも大きな理由ではあります)

 

まずは、ネジの下穴を開けていきます。
2mmの細いドリルから始めて少しずつ穴を拡大して8.8mmの穴を開けます。

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深さは17mm前後でしょうか。なるべく垂直に、そして中心になるよう位置を定めて慎重に作業を進めます。

穴をあけたらそのままボール盤にタップをつけて,手で回してネジを切っていきます。
こうすると穴に沿ってきれいにネジが切れていきます。

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1/3くらいまで進むと、だいぶ力が必要になってくるので、あとは万力に挟んでハンドルを使ってネジを切っていきます。

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因みにカタナのリア・サスのネジのピッチは1.25mmですのでお間違えなく。

(実は少し前に1.5mmピッチの長ナットを利用して荷掛けナットを製作してしまったのです。いざ完成して取り付けようとして愕然としました。)

 

ネジが切れたら、荷掛けロープを引っ掛けられるように“くびれ”を削っていきます。

ボール盤を使ってきれいにかつ楽に削れないか、とチャレンジしてみましたが、喧しいだけであまりうく削れなかったので、結局は手で削ることにしました。

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だいぶ不恰好ですが、何とか形になってきました。

 

あとは本来のナット部分を少し平行に削り、モンキーレンチで締められるようにして完成です。

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なんか小学生の工作みたいな出来ですが、目立たないパーツだし、これで十分です。

キャンプツーリングの準備が一歩前進しました。