自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2015北海道ツーリング・リベンジ~六日目(別海町のポークチャップ)

 羅臼の相泊から道道87号線、国道335号線を走り知床半島を後にします。楽しかった知床よさようなら。

 天気は相変わらずの曇天。いつ雨が降り始めてもおかしくない天気だな、と思っていたら、とうとうポツポツと降り始めました。短いトンネルを抜けると急に雨脚が強くなっていて、これはカッパを着ないともう無理、と路肩にバイクを止めてカッパを着ることにしました。

 

f:id:sword749:20150812114148j:plain▲前を走っていたライダー達もカッパを着用。

 

 ただ、それほど強い雨でもないので、ブーツカバーは省略。

 カッパを着終わった頃、対向車線を一台のバイクが走ってきてトンネル手前で停車。カッパは着ているのにどうしたのだろう?

 ライダーは慌ただしくバイクから下りると向こうを向いてモゾモゾ。オシッコのようです。この辺りは道の駅も何もないので我慢も限界に達したのでしょう。

 危機的状況を脱してスッキリしたライダー氏は道路の向こう側からこちらに向かって声をかけてきました。道路を通るクルマは殆どいないので、道路越しに話をするのに不自由は無いのです。

「向こう(羅臼方面)の天気はどうですか?」

 - 曇りだけど、雨は降っていませんでしたよ。

「そうですか!良かった!.....開陽台の方には行きますか?」

 - もしかすると行くかもしれません。

「一昨日150号線が水没していたので(通行止めとか)気を付けてください。今日はもう大丈夫かもしれないですが」

 - ありがとうございます。

「それじゃ!」

 

 天気が悪いときはこういう情報交換が活発になります。

 

 折角着たカッパだったけど、しばらく走ると雨は上がりました。けど、しばらくそのまま走ってカッパを乾かします。

 

f:id:sword749:20150812121617j:plain▲こちらは途中の町で見かけたお寺。盆踊りの準備なのでしょうか。

 

f:id:sword749:20150812130556j:plain▲海老のオブジェが貼り付けられた倉庫。目を惹きます。

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 走りながら別海町にある「ロマン」というドライブインに寄るか悩む。

 厚さが7cmもあるポークチャップが名物。去年、この前を通ったのだが食事時ではないこともありスルーしていたのです。お腹はあまり減っていないのですが....

 今回、北海道ツーリングを断念したS氏は、ここのポークチャップを食べたがっていました。S氏の分も、というより“ポークチャップ食ってきたぞ!”とひけらかすためにも頑張って食べていくことにしました。

 ロマンは少し内陸側の国道243号線沿い。国道244号をもう少しこのまま南下し、道道364号を通ってアクセスすることにします。

 

 道道364号に入ると周りは広い畑や牧草地帯が延々と続きます。民家はたまにポツンと見える程度。お隣さんは数キロ先なんて状況かもしれません。ここでの暮らしってどんなだろう?どんな事を思いながら暮らしているのだろう?

 満員電車で通勤し、ちょっと歩けばコンビニがある自分の生活環境とはまるで違う世界。走っても走っても景色が変らない真っ直ぐな道を一人走りながらいろいろ考えてしまいました。

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 こうして「ロマン」に到着。

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 この店もツーリングマップルに掲載されているせいか、何台かのバイクが見えます。
お昼時を少し過ぎているのでお店は空いていました。

 大半のお客さんはポークチャップをオーダーしていて、巨大な肉の塊に挑んでいました。

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 私も早速ポークチャップを注文。コンディションが万全ではない(あまりお腹が空いていない)こともありハーフサイズにしておきました。

 待つこと十数分、ポークチャップがやってきました。

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 一見大したことないかな?と思いましたが、食べ始めるとかなりのボリュームであることが分かりました。

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 味はケチャップが効いた甘辛。でも割とあっさりとしているのでパクパクと食べ進められます。

 因みに、ポークチャップは単品メニューでライスとかは別注文となります。

 自分はついライスを頼んでしまいましたが、ライスは無くても良かったかもしれません。

  ハーフサイズですがお腹いっぱいになりました。

 

 隣のテーブルのライダー二人組も、一人がフルサイズのポークチャップを食べていました。最初は嬉々として食べていましたが、そのうち相棒に“食べてみるかい?”と肉を切り分けてあげていました。
 最初は親切心かと思いましたが、何度もあげていたので、お腹が苦しくなっていたのでしょう。

 

 今度は万全のコンディションでフルサイズを食べようと思います。

 

 <続く>