朝6時頃起床。明け方よりテントに落ちるパラパラという雨音が聞こえる。雨なのか?木の葉に溜まった雨水が風で落ちているのか?と半分眠っている頭で考えながらうつらうつらするという睡眠でした。
テントの外に出てみると、空は曇りであるが雨は降っていない。地面は濡れているので夜中は弱い雨が降っていたのだろう。やはり明け方に聞こえていたのは木の葉に溜まった雨水が風にあおられて落ちてきた音でした。
顔を洗ってちょっとウトロの街や港の方へ散歩にいくことにする。S氏はまだテントから出てきていないし、誘ったところで “歩くのはイヤだ” というのは確実だから放っておく。朝の澄んだ空気、人通りの少ない街を歩くのは気持ちが良いのですが。
知床半島を巡る観光船のチケット売り場には早くも並んでいる人の姿も見えます。今日は天気が回復傾向のようです。
漁港の近くには通称“ゴジラ岩”があります。これが見る角度によっては本当にゴジラに見えます。何度もこの岩は目にしているのだけど、今日は何故かいつもよりも凄くゴジラっぽく見えます。
これは昔は本物のゴジラだったのではなかろうか、または実は夜中に動きまわっているのではなかろうかと思うくらい。
ついでなのでオロンコ岩の方まで足を延ばします。
近くでは港湾工事が行なわれております。巨大なコンクリートのテトラポッドや大きな鉄の盾みたいなものも転がっています。
ここまで来たので久しぶりにオロンコ岩に登ってみよう。
高いところから俯瞰すると隣の港湾工事の様子もよく分かりました。あの大きな鉄の物体はテトラポッドの型だったんですね。この場でコンクリートを流し込んでテトラポッドを作っていたのか。
知床のウトロ側は開発が著しいように感じます。あと5年、10年もすると街の雰囲気も更に変わっていそうです。