先日の日曜日、ぶらりとカタナで出掛けてきました。
下道をのんびり走ってまず羽田方面へ。それから大黒埠頭を経由し本牧埠頭の方へ。
本牧に着いたのは13時ごろ。以前見つけた台湾料理屋さんで昼飯を食べる事にしました。このお店にはその後も何回か食事しに来ていて、今回が4回目です。
相変わらず、営業しているのかしていないのか分かり難いですが、ドアは開いたので中へ。 中華の雰囲気が色濃く漂う店内も相変わらず。厨房に置かれたTVに台湾のニュース番組らしきものが映し出されているのも変わらず。（ケーブルテレビなのでしょうか。）
お店を切り盛りしている一家も変わり無し。日本語があまり流暢では無いのも変わりなし。むしろ娘さんの片言での日本語での接客は磨きが掛かっているような。
"4人なんですけど入れますか？”という問いには「イイヨ！」。“こちらの席にどうぞ”は席を指差して「コチ！（こっち）」。
さて何を食べようか。「ルーロー飯」にしようか「台湾ラーメン」にしようか。おや「台湾家庭ラーメン」というのもあるのか。台湾ラーメンは「野菜の入ってる普通の塩ラーメン」。台湾家庭ラーメンは「スパイスが入っている。野菜と肉が入っている」との事。辛いのだろうか？良く判らないがここは「台湾家庭ラーメン」（900円（税抜き））に行ってみよう。
因みにこの娘さん、小柄で声が高いので中学生くらいの可愛い女の子に見える。でも物腰からすると20台であっても不思議ではない。年齢不詳だけどテキパキ良く働きます。
やがて台湾家庭ラーメンが登場。
真っ赤な辛そうなスープをイメージしていたけど、だいぶ違う。味は長崎ちゃんぽんに近いけど肉の風味も混じっています。
具材はたっぷりの野菜に豚肉にレバー、それにイカやエビも入っていてなかなか豪華。さらには麺の奥から煮卵（ゆで卵）も現れてボリュームは満天。
味は洗練されたものではないし、特別にインパクトがあるわけでもなくまさに家庭の味。こういう味は安心できるというか落ち着けます。
なのでスープも飲み干し完食。
会計は千円札を切らしていたので5千円札で。釣りの千円札を「イー、アァー、サン、スー」と数え「お釣り、四千円と10円ね」。中国語と日本語のちゃんぽんが何とも面白い。
お店を出るときに「ありがとうございました」と厨房のお父さんとお母さんから声がかかるのは日本式。スープまで完食したからなのかお父さんはちょっと嬉しそうな表情でした。次はルーロー飯を食べに来よう。
満腹になったので、腹ごなしにお気に入りの海釣り公園の方に行ってみる。
でも今ここには入ることは出来ません。台風15号で壊滅的な被害を受けたのです。
岸壁は崩れ落ち、駐車場ゲートは滅茶滅茶。釣り人が釣り糸を垂らす桟橋も破壊され復旧はいつになるやら。というか復旧できるのか？という有様。
殆ど報道がなされていませんが、横浜の方もかなりの台風被害があったそうです。
海刷り公園の手前のほうでバイクを止め、自販機で缶コーヒーを買って一息入れます。
するとヤマハのバイクが一台やってきました。ライダーさんの年恰好は私と同じくらいか。
お互い缶コーヒー片手に何となくバイク談義となりました。饒舌では無いけれど、バイクの話し、ツーリングの話しと話題は尽きず。
このお方、毎年九州へツーリングに行っているそうで、何と横浜から自走で行くとのこと。途中休憩を入れながら「20時間くらいですかねぇ」とさらっと言う。なかなかの猛者のようです。
九州は地域毎に食べ物がガラッと変わるので楽しいですよ、とのこと。温泉もあるし。話しを聞いていると九州もツーリングで行ってみたいなぁという気になってくる。
そんな風に長話をして気が付くと午後3時。じゃぁ、そろそろと帰路につき、ノンストップで自宅まで走りました。
マッタリ、のんびりした良い日曜日でした。
