キャブレター周りで効果を感じられた静電気の除電ですが、タイヤでも効果があるとか。ホイールのエアバルブに付ける除電ワッシャーがあり、それを取り付けるだけでタイヤの転がりが軽く感じるらしいです。
でもこれにはどうも理屈がイメージできず、食指は動かなかったです。
いつもなら試さなかったと思いますが、手元には歯付ワッシャーが余っているし、これをエアバルブとキャップの間に挟むだけなので、ちょっと気まぐれでクルマでやってみました。
走ってみたところ、あれ?本当に走りがスムーズというか軽くなった気がする。信号待ちからの発進がスムーズになったような。気のせいかな?とも思ったけど確かに効果はありそう。ほんの僅かなものではありますが。
となるとバイクではどうなのかな?という気になりました。
どうせやるならちゃんとした物にしようと歯付ワッシャーと平ワッシャーを半田付けで一体化しました。
平ワッシャーよりもスプリングワッシャーの方が厚みや外径が丁度良いので、プライヤーとペンチで平らに変形させて歯付ワッシャーと接合しました。
これをカタナに付けて走ってみると、やはり走りが軽く感じます。タイヤの空気圧を上げたような感じで、アクセルを開けると今までよりもスーっと軽く進んでいく感じがします。
不思議です。タイヤとホイールにも静電気は帯電し、それを除電ナットで放電されるとしても、なぜこういう効果が得られるのか理解できません。オカルトとしか言いようがありません。
でも面白い!
このタイヤの除電ナットを試したのは北海道ツーリングの1週間前のことでした。
カタナはまさに絶好調という状態となり、満を持してツーリングに臨んだのでした。(結果は残念なことになりましたが)
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