自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

カタナにアルミテープチューン ~ サスペンション編

 以前、当ブログでも少し触れたアルミテープチューン。アルミテープをクルマのボディ等に貼ると帯電した電荷(静電気)が放電されて空力が改善するというトヨタの特許のやつです。

 

sword749.hatenablog.com

 

 当初はボディの空力改善のためのとのことだったと思いますが、その後エンジンの吸気効率UPやサスペンションの動作改善と様々な分野に応用が進んで盛り上がっているようです。

 

 最近ではこんなパーツも売られているようです。

 

 

 

 そんな中でサスペンション(ショック)への応用に興味がひかれました。

 

  ショックにアルミテープを貼ると動きが良くなるというのはチラホラ耳にしていましたが、ホントかいな?と疑わしい気持ちがあり手を付けずに今に至っていました。

 が、モノは試しと先日クルマのショックにアルミテープを貼ってみたら、ショックの動きが少し硬くなったような引き締まった感じに。車体のロールも減ったような。でも路面の凸凹はちゃんと吸収し走りは滑らかに。自分としては好きなフィーリングでとても良い感じになったのです。

 アルミテープを貼っただけなのに。不思議なものです。

 

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矢印で示しているのが貼ったテープです。



 予想以上の効果。となるとバイクでも効果があるのではないか?と考えてしまいます。

 

 で、早速やってみました。

 

 まずはリアから。

 バイクをジャッキアップしてサスペンションユニットを取り外し、スプリングを外します。このYSSサスペンション、プリロードのカラーを一杯に緩めれば治具を使わなくてもスプリングを外すことが出来るので作業が楽です。

 なかなかこのように分解する機会が無いので、まずはきれいに掃除します。面倒ではありますがきれいに掃除すると気分が良いです。

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 テープはこのように貼ってみました。あまり目立たず上手い具合に貼る事が出来たと思います。

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 フロントはこの3か所。ややテープが目立ちますが、まぁ良いでしょう。

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  因みにアルミテープはこれを使いました。

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 トヨタによるとアルミテープは糊部分も導電性がある物が推奨とのことで、それも使ってみたのですが、個人的な感想ではあまり差は無いように感じました。なので今回はコスト重視で安い普通のアルミテープを使用しました。

 あと切断面がギザギザになるハサミ(ダイソーで購入)を使用しました。テープの断面が多い方が放電効果には良いそうなので。 (今回は見栄えを考えて使ったのは一部の箇所にとどまりましたが。)

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 で、実際にバイクを走らせて効果の方はどうか?と近所に試走に出かけました。

 

 最初は今迄との違いは感じられずちょっと期待外れ。

 が、やがて少し腰高感を感じるようになりました。リアの車高が上がったというか、今までよりも沈み込みが減ったような...

 更に走ってもやはりリアの腰高感があり少し違和感に感じたので、バイクを止めてリアサスペンションの車高調整。エンドアイボルトを2回転締め込みサスペンション長を短くしました。これで丁度良い感じ。

 

 再び走ってみるも他に劇的な変化は無いな...と思っていましたが、サスペンションの固さは前後とも固くなったようにも感じます。アクセルのon/offやブレーキングでの車体の姿勢変化が少ないような...

 スプリングのプリロードを増やしたり、ダンピングの調整を固くしたような感じ。

 でもプリロードを増やしたりショックのダンピングを固くし過ぎると、コーナに入る時とかのバイクの倒し込みがし難く感じたり、タイヤのグリップ感が希薄になってて乗り難くなるのですが、そういう不都合は無し。そういえば路面が荒れたところでの車体の揺れも少ないような...

 

 もしかして効果が出ているのではなかろうか?

 

 でも気温(路面温度)の違いでもバイクの乗り味は随分変わってきます。今日は気温が30℃近くまで上がって結構暑かったのでその影響もあるかもしれません。

 でも暑いときはサスペンションは柔らかく感じたはず...

 

 そんな訳で、走った距離が短いこともありまだ何とも言えないです。

 そういえばクルマのときも貼り付け直後は効果がよく分らず、後日のドライブではっきり気付いたという事があります。

 

 今度の週末にでもミニ・ツーリングに出かけてチェックしてみようと思います。

 (でも雨かな)