この前の「草津~渋温泉ツーリング」で志賀高原を走っているとき、旧・志賀高原ホテル(志賀高原歴史記念館)に寄ってきました。ホテルとしては既に廃業しており、現在は記念館になっているとの事。
冬にスキーで志賀高原に訪れるとき、いつも通る道路の少し奥に見える風格ある建物で、ずっと興味がありました。
広い玄関から入ると立派なロビーが目に入りました。心地良く寛げそうな雰囲気の空間です。当時はさぞ豪華で華やかなホテルだったのでしょう。
昔は皇族もスキーで利用されていたそうです。今の奥志賀の「グランフェニックス」みたいなものでしょうか。ちょっと雰囲気が似ているような気がします。
2Fも展示場として開放されています。
こちらは家具も殆ど無くてガランとしていますが、かつては食堂だったのかもしれません。
こちらはサロンですね。奥にはルーレットがありました。スキーの後の夜、こんなところで寛いだらさぞ気分が良いでしょう。
2Fには猪谷千春さん*1に関するパネルやゆかりの品が沢山展示されていました。猪谷さんは志賀高原でも活動していたそうです。しかし国後島で生まれたとは意外でした。そしてご両親含めアスリート一家だったんですね。
風格のある立派な建物でした。こういう建物中にいると満たされた気持ちなります。良いひと時でした。
*1:1956年(昭和31)のコルチナ・ダンペッツオ冬季五輪のスキー回転で2位となり、冬季五輪で日本初のメダルを獲得されました。