ここ10日くらいで季節が一気に進んできた感があります。寒暖差アレルギーというやつなのでしょうか。昨日からくしゃみと鼻水が出ています。
8月からずっと北海道ツーリングレポートが続いていましたが、今年はカタナにいろいろと手を加えています。これからは少し前にやった事になりますが、カタナ弄りについて書いていこうと思います。
まずは、8月下旬にやったフロントブレーキ・キャリパーのオーバーホールについて。
経緯
今回のオーバーホールではピストンを純正品ではなくカシマコートされたアルミピストンに交換します。このピストンはスズキの「B-KING」というバイクのブレーキ・キャリパーに採用されていたものです。
私のカタナで使っているキャリパーはニッシンの90mmピッチとよばれる4ポットキャリパー。確か2代目の油冷GSX-R750/1100あたりから採用されたキャリパーで、沢山の車種で採用された逸品です。私が使っているのも元々はGSF1200に付いていた物だった筈です。ユーザーの贔屓目かもしれないですが、見た目もとてもカッコイイです。
で、これとB-KINGのピストン径が同じなので流用が可能との事。ちょっとネットで調べると実施例がゴロゴロ出てくる定番のカスタムのようです。
B-KINGのピストンはアルミ製でそれにカシマコートが施されていて、軽量かつピストンの作動性が素晴らしく、ブレーキの効きも良くなるらしいです。
これを知ったのは2年位前ですが、その時はあまり食指は動きませんでした。ピストンとシールのセットは2セットで1万5千円くらいして、それだけの費用対効果があるのかな?と。
でも4月にブレーキディスクを交換したとき、キャリパーをチェックしたらピストンの腐食(錆)が進行しているのを見て、これはもう交換だな、と。それでようやく重い腰を上げたわけです。
ピストンとシールのキットは7月下旬には入手してたのですが、北海道ツーリングの直前に交換作業をやって何かあっても嫌なので、余計なリスクは取らず北海道ツーリングから帰って来てから作業をすることにしていました。
実際やってみると、ついでにアレもコレもと追加作業が増えてしまったので時間が十分にある時にやって良かったと思います。
作業内容を順を追って細かく書いていると凄く長くなってしまうので、まずはピストン交換作業とその効果について書きます。
(続く)