部品は揃ったので日曜日に早速交換しました。空は晴天で暑くなりそう。ササッと済ませたい。
今回の作業では、チェーンはカットせずにスイングアームを外して環になったまま外すことにします。チェーンはまだまだ使えるし。
どのみちジャッキアップしてリアホイールも外すので大した手間はかからないはず。それにスイングアームを外してピボットシャフトやベアリングの状態を確認しておきたいので丁度良い機会です。いつものチェーン交換作業よりも30分~1時間余計にみておけば良いはず、午前中に作業は終わるだろう。
でも作業に取り掛かると思っていた以上にやることが多い。リアサスペンションも外さねばならないし、エキゾーストのサイレンサーも外した方が良い。スイングアームにはスピードセンサーも付いているのでそれも外さないと。やはり見込みが甘かった。
そしてようやくスイングアームを外したら見たくないものが見えてしまう。スイングアーム付近のフレームの内側に錆が!これほどまで錆が広がっていたとは。
これはスイングアームを外さないと気が付かなかったです。そう考えると外して良かったです。
ここは防錆剤を塗ってしっかり対処しておかねば。POR-15を塗りたいところだが手持ちのは黒色。見えないところだから黒でも良いかな?と思いつつも、フレームの塗色はシルバーなのでどうせなら銀色のを塗りたい。
作業の途中に買い出しに走るのは毎度の事。予定は完全に崩れてしまったけど、急遽必要になったものが手に入れられるというのは恵まれた環境だと思います。
アストロプロダクツで無事に銀色のPOR-15をゲットし、ついでに店内を見て回ってタイラップと塗装用の筆も買う。さらについでに近くにバイク用品店があることを思い出し、ちょっとボルトを買っておこうと寄ることに。(バイクで使われているボルトはホームセンターで手に入るものよりネジ山のピッチが細かいものが多いのです。)
帰宅したら早速フレームの錆部分にPOR-15を塗る。やはりフレームの塗色と馴染みが良くて塗布した箇所が目立たない。作業を中断してわざわざ買いに行った甲斐がありました。
ここで空腹になったので昼を頂くことに。暑いので近所のラーメン屋に冷やし中華を食べに行ったらまさかの臨時休業。仕方ないので某チェーン店の牛丼屋へ。バテ気味だったけど意外とペロリと食べられました。
酷暑で体力の消耗も激しいので休憩と水分補給はこまめにとりました。塩を少し加えたカルピスが美味しかったです。
ドリブンスプロケットは表面を表側に向けて取り付け。
今まではチェーンラインを合わせるために表裏逆に取り付けていました。ドリブンスプロケットは表面が僅かだけえぐられているので、逆向きに取り付けることでチェーンラインがその分内側によります。今回はドライブスプロケットのチェーンラインが今までよりも外に寄ったので表裏逆に取り付けなくても大丈夫なはず。
チェーンは手持ちの工具で余分なリンクをカットしジョイントをカシメて繋ぎます。
チェーンを付けるとそれらしく見えてきました。
因みにこの工具はチェーン(520~532サイズ)のカットとジョイントリンクのプレートの圧入、リンクのカシメの三つが簡単に出来る優れモノです。今まで何度もチェーン交換をやったけど失敗は一度も無し。使うのは数年に一度だけどコンパクトなので仕舞っておいても邪魔にならないし、重宝しています。
リアタイヤを回してみて確認したところチェーンラインは計算どおりバッチリのようで一安心。
因みにチェーンカバーはカタナの純正の形状が気に入らなかったので他の物に変えています。ヤフオクで適当なもの(確かXJR400だったかイナズマ400の物だったはず)を入手しそれを加工。アルミの地色そのままではチェーンカバーが”浮いて”見えたのでカーボン調のカッティングシートを貼って、なんちゃってカーボンパーツに仕立てました。
これが思いの外良い仕上がり。カッティングシートも耐候性が高くて十年以上経った今でも問題なしです。
当初は午前中には終わるだろうと思っていた作業は、買い出しやら昼食を挟んで夕方までかかりました。
作業を終えてカタナを眺めると仕上がりは上々。思ったとおりブラックのチェーンは精悍な感じでスイングアーム周りが引き締まって見えます。
ドリブンスプロケットは前のに比べてかなり径が大きくなりましたが、イメージしていたよりもカタナには似合っているような。リアホイール周りに大型バイクらしい迫力が出たように思います。
そしてドリブンスプロケットは地味なデザインだと思っていたけど、こうしてみると落ち着いた感じで悪くない。作業を終えた充実感でそう見えたのかもしれないですが、ブラックのチェーンとの組み合わせが良いのかホント満足しています。
この後試し走りに出かけ、詳細は別に書きますがかなり好印象でした。
【今回使った主な工具】
<了>