自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

アンチスクワット効果!?

 カタナのチェーンとスプロケットを520サイズに変更しての走りの変化について...
 

 
軽量チェーンの効果!?
 まず感じたのはバイクの動きが軽くなったこと。加速感が良くなった感じでキビキビと走られる。スロットルを閉じて減速したときもバイクの挙動がマイルドになったような気がする。
 明確な変化というほどではないけれど、一日走って振り返ってみるとやはり今までとは違うよなと感じました。スプロケットの減速比が変わっているけれど僅かな変更なのでこれの影響は少ないと思われます。やはりチェーンが軽量になった効果だろうか。
 
 
アンチスクワット効果が強まったかも
 それよりも明確に感じられたのはリア周りの感覚。加速時のリアサスペンションの沈み込みが少なくなり、踏ん張るようになったというか。
 そしてコーナリングで回りやすくなりました。コーナーに入ってスロットルを軽く開けていくとリアタイヤで旋回していく感じがする。所謂 ”リアステア”というやつですね。実際の旋回力はそんなに変わらないと無いと思うけど、感覚的には全然違っていてとても安心感があって楽しい。私はリアステアで曲がっていく感じが好きなんです。
 全く期待していなかった変化でした。
 
 これはチェーンの軽量化によるののではなく、ドリブンスプロケットの大径化によりアンチスクワット効果が増したことによるものかもしれません。
 
 ”アンチスクワット”って言葉はきいたことがあるけどそれ以上の知識は無し。ざっくりと調べてみたら、リアの沈み込みに対抗する作用のことでリアタイヤを路面に押し付ける効果が有るそうです。
 
 ドライブスプロケット、スイングアームのピボット、リアホイールのアクスルの位置が関係し、ドライブスプロケットとリアのアクスルを結んだ線よりもスイングアームのピボットが上にあるとアンチスクワット効果が出るらしい。だからスイングアームの垂れ角を増やすとアンチスクワット効果も増すとのこと。
 そしてドリブンスプロケット(リアスプロケット)の径も多少関係するそうです。
 今回の変更でドリブンスプロケット3Tと結構上げているからアンチスクワット効果はそれなりに増えていると思われます。
 
 
 リアタイヤが今までより路面に押し付けられるようになりリアタイヤの旋回力が感じられるようになったということかな。まさかドライブスプロケットの径を変える事でこのよな影響があるとは....
(となるとドリブンスプロケット48Tにしたらどうなるんだろう?また新しい興味が湧いてきました。)
 こういう理屈が分かるとバイクをいじるのが更に楽しくなります。
 
 チェーン、スプロケット520サイズに変えてのファーストインプレッションはこんなところです。チェーンサイズの変更(軽量化)によるもの、スプロケットの大径化によるもの、どちらの効果が大きいのかよく分からないですが、兎も角大満足の結果となりました。
 
 <了>