今回のブレーキ・キャリパーのオーバーホールではちょっと細かいパーツ、パッドピンにも拘りました。
ブレーキキャリパーの細かなパーツを磨いていたらブレーキパッドを吊るすパッドピンが摩耗してガタガタになっているのに気づきました。
このピンが凸凹しているとブレーキパッドの動きが阻害されるはず。折角カシマコートのピストンを奢ったのだから、こういうところもちゃんとした物にしなければ。
純正品はまだ廃品になっていないので購入は可能。でも、アフターパーツで良いものが有るのでは?と探してみたらステンレス製のものがありました。値段は純正パーツとそれ程違いはない。
レビューでは、これに替えたらブレーキパッドが内と外で均一に減るようになった、というのものあり、地味だけどかなり効果的なようです。
早速ポチろうかと思ったけど、念のため他のショッピングサイトもチェックしたらヤフオクでチタン製のパッドピンが売られていました。詳しい説明は書かれていなかったけど、寸法図を見る限り大丈夫そう。
価格はステンレスのものと殆ど同じ。しかも丁度ヤフオクから1,000円オフのクーポンが出ていたのでありがたく使わせてもらい購入(落札)しました。
2日後には到着。持ってみるとチタンだけあって感動的に軽い!重量を計ってみるとノーマルの16gに対しチタンのは9gでしたが数値以上に軽く感じました。仕上がりもGood。
ただ...パッドピンの先に抜け止め用のRピンを付ける穴が無い。パッドピンが走行中に緩むという事は今まで無かったけれど、やはり抜け止めピンは付けておきたい。
ボール盤を使えばRピンを通す穴(Φ1.5くらい)をあけるのは普通なら難しくは無いです。しかしこれはとても硬いチタン製。ステンレスよりも硬い。
少なくとも普通の鉄用のドリル刃では歯が立たないはずなので、ステンレス用のドリル刃を購入。
果たして穴をあけることが出来るか?半分ダメ元でやってみると...おっ、行けそう!さすがにグイグイ掘り進んでは行かないけれど着実に削れて行きます。
切削油を差し、何回か休みを入れてドリル刃を冷やしながらなんとか貫通。
抜け止めピンも新品にして組みました。
地味なパーツですけど、このパッドピンでブレーキキャリパーは更にグレードアップ、したと思います。
<了>