この週末の3連休、久しぶりにキャンプに行ってきました。
キャンプは夏のツーリングでもやってましたが、あれはツーリングの宿泊手段という面が強く装備も必要最低限のものしか持って行きませんでした。当然焚火などは無し。焚火を眺め炭火焼きを食しゆっくり酒を呑む、というようなキャンプを久しぶりにやりたい。ということで土日は天気が良さそうだったので行ってきました。
今回は新しい焚火台を試します。人気のピコグリルの模造品、型番も無い所謂”パチグリル”です。それまで使ってきた焚火台はちょっとサイズが大きいので薪の消費ペースが速く、ソロキャンプではちょっと勿体ないかな、と。そうなるとライダーのキャンパーが良く使っているピコグリルが良いなぁと。
入手したのは一年以上前で、価格は3千円程でした。本家は1万円以上の価格に対し圧倒的に安い。構造はとてもシンプルなものなので、サイトの写真を見る限りは本家との差は感じられません。しかも本家には無い灰受皿が付いていたり、焚火シートや火吹き棒、網も付属していて大変お得でした。
収納サイズはコンパクトでバイクでのキャンプにはピッタリです。
今回のキャンプ場は国道431号、通称道志みち沿いにある「道志の森キャンプ場」。予約制では無いので思い立ったときに行ける気楽さと、料金が比較的リーズナブル、それと渓流沿いの自然を感じられる気持ちの良いサイトが気に入っています。
ただ人気のキャンプ場で3連休となると混雑するのは必至。サイトはかなり広いけど午前中には着いていなと厳しそう。
そんな訳で、金曜の夜に荷物をまとめ土曜の朝にキャンプ場に向けて出発。
途中、道志みち沿いにあるキャンプ場（国道431号沿いは無数のキャンプ場があるのです）をチラチラ見ているとあまり混んでいる様子はない。やはりキャンプブームは終焉しているのだろうか．．．と思いながら「道志の森キャンプ場」に着いたのは午前11時の少し前。しかしサイトは既に9割くらい埋まっていて殆ど空きがない。続々と他のキャンパーも到着しているのでゆっくり場所を選んでる場合ではない。ちょっと狭いけど直ぐ近くの空きエリアを確保しました。まるで椅子取りゲームの様。
テントを張ってから管理棟で受付をして薪も買いました。
この頃にはもうキャンプ場はほぼ一杯の様で、テントサイトというより道路沿い？にも沢山のテントが張られていました。
キャンプの準備ができたところで昼食です。インスタントラーメン（サッポロ一番 塩ラーメン。これが一番好きです）で具は魚肉ソーセージと長ネギだけですけど、屋外で食べると格別に旨いですね。
その後は食後のコーヒー。わざわざハンディタイプのミルで豆を挽き、パーコレーターで淹れました。手間がかかるけどこの手間が楽しいんですよね。（普段のキャンプツーリングでは荷物が嵩張るのでミルもパーコレーターも持って行きません。）
この後は買い出しついでに山中湖まで足を伸ばし、
缶ビールとチーズを買い、道の駅「どうし」でソーセージと稚鮎があったのでそれも。
キャンプ場に戻ったときはイイ時間になっており、早速焚火を始めます。
まずは昼食の残りの魚肉ソーセージを炙り．．．
買ってきた稚鮎も。
米はコールマンのピーク1ガソリンストーブで炊きました。今回は見事なおこげも出来ました。
メイン料理は牛肉の網焼きや豚のバラ肉をローストしたり。でもこれでお腹はパンパン。まだ買ったソーセージとか持ってきた食材は他にも控えていたけれども、無理はしない事にしました。いくらキャンプで食べる料理が美味しくても食べ過ぎては元も子も有りません。
食事を切り上げてこのあとは焚火をいじりながらバーボンウィスキーの水割りをチビチビと。iPhoneでお気に入りの曲を流し焚火を眺めるのは最高です。「スタンド バイ 三―」なんてピッタリでした。
ピコグリルタイプの焚火台は丁度良い大きさでした。薪は2～3本入れて丁度良く、薪一束と炭1kgで一晩楽しめました。
夜が更けてくるとかなり冷え込んできて、ダウンジャケットを羽織るほど。こういう寒いときは焚火の暖かさが嬉しい。
23時くらい迄ゆっくり過ごしました。キャンプとしてはかなり夜更かしですけど、周りでは結構おきているテントも多かったです。
翌朝は7時過ぎに起床。昨夜は少し吞み過ぎたようです。清々しいキャンプ場をちょっと散歩。他の人のキャンプの様子を見ていると、面白い工夫をしている人もいて面白いです。
昨日時点では朝食はカレーライス（レトルト）で簡単に済ます積りでしたが、気が変ってちょっと違ったものしました。
厚切りベーコンと目玉焼き、炊き立てのご飯にバターを混ぜて醤油を垂らしたもの、それと味噌汁。どれもみな美味しかった。ベーコンは厚切りで食べ応え十分。それとバター醤油ご飯の旨い事。バターと醤油の組み合わせは背徳的な旨さです。ごはん何杯でも食べられそう。味噌汁もインスタントとは思えぬくらい美味しかった。
朝食の後はコーヒーを淹れてミルクたっぷりのカフェオレを飲み、最後まで食を楽しんだキャンプで、大満足のキャンプでした。
＜了＞
