最近見たYoutubeで一番面白かった動画の紹介です。
まず、先に。。。。
「RC***」という型式は1950~60年代に活躍したホンダの2輪レーシングマシン。
特に有名なのは「RC165」や「RC166」という250ccながら並列6気筒、気筒当り4バルブの計24バルブという驚異のエンジンを搭載したマシンだと思います。
ヤマハの2サイクル4気筒250ccレーサーを打ち負かすために開発したとのことで、当時の250ccクラスの最強マシーンとなり、350ccクラスよりも速くなってしまったそうです。それでホンダはこの250cc6気筒を少しスケールアップ(297cc)したレーサー(RC174 )を350ccクラスに投入しています。
当時はエンジンの気筒数やミッションの段数の制限が無かったからとはいえ、凄いマシーンを作ったものです。
因みにホンダは125ccレーサーで5気筒という精密時計のようなマシン RC149を投入しています。このころからレースにおいては2サイクルエンジンの優位性が明確になりつつあったようですが、ホンダはあくまでも4サイクルに拘ったんですね。。。
後に楕円ピストンのNR500(気筒当り8バルブのV型4気筒で計32バルブ!)でGPレースに復帰したり、2サイクルエンジンに移行しても初代のNSR500(排気管と燃料タンクの位置が逆)とかをつくったり、ホンダって変態(誉め言葉として)会社だったと思います。
6気筒マシーンに話を戻すと、当時はまだ集合式の排気管ではなく後ろから見て6本のメガホーンマフラーが並んでいるのは迫力満点。初代・仮面ライダーの「サイクロン号」を彷彿とさせます。
ホンダのサイトより画像を拝借
https://www.honda.co.jp/WGP/spcontents2015/700win/machine/RC166/
この6気筒マシンも写真でしか見た事は無かったのですが、Youtubeで当時のレースの様子を見ることが出来ました。
映像があまり鮮明ではないのでどれが6気筒マシンなのか分かりにくいけど、ジェット機のような甲高いエキゾーストは6気筒のそれではないかと思います。やはりレーシングマシンはデモ走行とかではなくレースでの映像が良いです。
(ゼッケン7が250cc 6気筒エンジンのRC166だと思われます。2分15秒くらいからのシーンではジェット機のような甲高いエンジン音が聞こえます。)
前書きのつもりが長くなったので本題は次へ。
* * * *