自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

FCRのセッティング~やはりOCEMPが良いかな

 前回、52番のスロージェット(以下SJ)を試してあまり良くは無かったので、再び50番に戻すことにしました。


 これに#OCEMNと#OCEMPのニードルをつけて良い方を選ぶことにします。

 50番のSJとこれらのニードルの組み合わせは前にも試していて良い感触を得ていたのでまず間違いの無いところです。

 まずは#OCEMN。

  • スロージェット(SJ) : #50
  • エアスクリュー(AS) : 1-2/6回転戻し
  • パイロットスクリュー(PS): 1回転戻し
  • ニードル       : #OCEMN(クリップ:上から2段目)
  • メインジェット(MJ) : #140

 

 

 全く問題なし。アクセルの開け始めから良い感じでエンジンが回ってくれます。

 この組み合わせで決まりかな、と思いつつ#OCEMPも試してみました。

  • SJ : #50
  • AS : 1-2/6回転戻し
  • PS : 1回転戻し
  • ニードル : #OCEMP(クリップ:上から3段目)
  • MJ : #140

 

 するとこれが良い!アクセルの開度が少なめ(~1/4くらい)のトルク感は若干減りましたが、全体的にマイルドなパワーフィーリングになり、アクセルを開けやすく感じました。

 力強さかマイルドさかの違いで、もう好みの問題というレベルですが、私としてはこちらの方が乗りやすく楽しく感じたのでニードルはこちらを採用です。

  更にアクセル1/2前後の開度が少しエンジンの振動が多めでやや“濃い”ように感じたので、ニードルのクリップを上から2段目に変更したところ良い感じになりました。

 

 より良いセッティングを求めた挙句、一番最初に選んだSJとニードルに戻ってきたのですが、あれこれ試した結果なので納得、満足しています。

 言い換えれば、キャブレターのセッティングでエンジンのキャラクターを微妙に変えることが出来るわけで、FCRって面白いと思います。

 

  • SJ : #50
  • AS : 1-2/6回転戻し
  • PS : 1回転戻し
  • ニードル : #OCEMP(クリップ:上から2段目)
  • MJ : #140

 

 

 ところで、FCRはアクセルグリップの開度とキャブレター側のバルブの開度は一致しないですよ、とのコメントを頂きました。

 開け始めはアクセルグリップの開度よりバルブの開度が少なくて、逆に後半は一気に開いていくようなレシオになっているとのこと。

 そういえば参考にした「BAIKERS STATIONN」そんな記述がありました。

 (因みにTMRはアクセルとバルブの開度は一致しているそうです)

 

 という事で、確認してみました。

 

 適当なプラスチックの板(不要なCDケースを利用しました)でこのようなものを作りました。

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▲バルブのサイズに切り、1/8、1/4、1/2の位置に目盛りを付けました。

 

 

 これをバルブのところに当てて、バルブが1/8、1/4、1/2の開度でアクセルグリップにマーキングしていきます。

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 このような結果となりました。結構違いますね。(アクセルオフと1/8の間は”遊び”がある分他より少し広めです。)

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 今までずいぶんアクセルを開けているつもりでもそうでも無かったようです。

 SJとニードルは良い組み合わせが決まりましたが、MJが最適なのかは判断しかねているので、今後の見極めに役立ちそうです。