チェーンとスプロケットを交換し、試運転に出かけました。
考えてみるとこれが今年の初乗りでした。今まで、毎冬バイクは冬眠させておくとは言え1月くらいにちょっと乗ったりすることもあったし、大抵は3月くらいからバイクを走らせ始めていたので、5月に入ってから初乗りというのは最遅記録になるはずです。
新しいフロントタイヤにチェーンにスプロケットは走りがスムーズで気持ち良い。新調したバックミラーも見やすくて走りが楽しいです。
久し振りのバイクはやはり楽しいし少し遠回りして帰ろうか、なんて思っていたとき、何気なくメーター(ACE-6552)を操作して電圧表示にしたら何と11.6Vの電圧表示。
通常では走行中では13V台、エンジン停止状態でも12Vを下回る事はありません。エンジンを吹かしても電圧は変わらない。(普通はエンジン回転を上げると電圧も上がります。)
これはおかしい。もはや遠回りどころでは無く急いで家に向かいました。
電圧表示は11.6Vと11.7Vを行ったり来たりしていたのが11.5V⇔11.6Vとなり、11.4V⇔11.5Vと段々と低下。
ヒヤヒヤしながら帰宅し、早速原因を調査します。
過去の経験からこのように発電しなくなるのはステータコイルのトラブルが一番怪しいです。ステータコイルとレギュレート・レクチファイアを接続する3本のギボシが焼けていたり、ステータコイルそのものが焼けて発電能力が失われていたり。
しかしギボシに焼けは認められず、コイルの端子間の導通も問題無し。恐らくステータ・コイルは大丈夫。
だとするとレギュレート・レクチファイアだろうか?でもそう簡単には壊れるとは思えないし...最悪は予備と交換してみるか。。。
バッテリーは冬の間外してこの前補充電したばかりで大丈夫なはず。
どうもレギュレート・レクチファイアから出力される12Vが車体側に伝わっていないように思えてきました。
ハーネスの方の問題は無いだろうか?と12VラインやGNDラインの導通チェックをしてみるもおかしいところは無し。
他に何があるだろう?と考えていたら、レギュレート・レクチファイアとハーネスをつなぐコネクターが気になりました。着脱のときの手応えが薄いし端子もくすんでいていかにも導通が悪そう。
接触が良くなるよう少し端子の角度を付けて何度かコネクターの抜き差しをしてみました。
そしてエンジンを掛けてみると見事電圧は復活しました。アクセルをひねってエンジンを吹かすと電圧も跳ね上がります。
どうやらコネクターの接触不良が発生していたようです。意外な箇所が原因でしたが、去年の北海道ツーリングのときのウィンカートラブルの事例もあるし、電気系のトラブルの際はコネクターの接触不良も頭に入れておかねばならないなと改めて思いました。接点復活剤を使ったり、たまにコネクターの抜き差しをしてみるとかした方がいいかもしれません。
しかし、電圧低下に気付かずに走っていたら間違いなく立ち往生していた事でしょう。電圧計があって本当に良かったです。